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「塩崎厚生労働大臣は、国民が体験した戦中・戦後の苦労などを伝える国立の施設である「しょうけい館」と「昭和館」を視察しました。

写真(2015年7月17日)

2015年7月17日
しょうけい館(東京都千代田区九段南)
「塩崎厚生労働大臣は、国民が体験した戦中・戦後の苦労などを伝える国立の施設である「しょうけい館」と「昭和館」を視察しました。※しょうけい館で、戦場で腕を失った方が使用する義手の体験をする塩崎大臣

 塩崎大臣は「しょうけい館」、「昭和館」を視察しました。これは、次世代の方々に先の大戦で戦没者遺族や戦傷病者とその家族をはじめとする国民が体験した戦中・戦後の苦労などを伝える両館の現状を把握するため、視察したものです。
 戦傷病者とその家族が体験した戦中・戦後の労苦を伝えるための施設である「しょうけい館」では、戦争で負った傷がどのようなものだったのか、野戦病院の様子、またその後の生活にどんな影響を及ぼしたのかなどの説明を受けました。
 野戦病院での麻酔のない手術について、「経験者からは、麻酔がないほうが傷の治りも早かったと聞いております。今では考えられないことです」との話がありました。また、戦傷病者の方々も高齢化が進んでいることから、「当時の体験を記録することが難しくなってきている」との説明もありました。
 戦中・戦後の国民生活の労苦を伝えるための施設「昭和館」では、戦後70年写真展をはじめ、実際に使用されていた千人針や衣服、写真などの展示物を見ながら説明を受け、塩崎大臣は真剣な面持ちで説明に耳を傾けていました。
(社会・援護局 援護企画課)

写真(2015年7月17日)
戦後70年写真展で展示されている写真の一つひとつを見る塩崎大臣。

写真(2015年7月17日)
しょうけい館で銃弾の跡の残る展示品を前に説明を受ける永岡副大臣(写真 中)と橋本政務官(写真 左)


 塩崎大臣の視察にさきがけて、6月26日には永岡副大臣、橋本政務官も両館を視察しました。
 視察後、永岡副大臣は「戦中・戦後の国民や戦傷病者のご苦労がよく分かる展示となっており、あらためて平和の尊さを実感しました。展示の仕方や写真展の開催などに職員の皆さんの創意工夫が感じられ、平日にも関わらず多くの方にご来館いただいていたのが印象的でした。特に小・中学生や高校生の若い皆さんに来ていただいて、戦争の悲惨さ、平和の尊さを感じてほしいです」と話しました。
 また、橋本政務官は「『本当に戦争ってあったんだ』という感想を述べる子どもさんもいらっしゃるとのこと。過去の日本の歴史・体験を後世に伝えていくことは大切なことです。ぜひ、多くの方にこうした施設をご利用いただきたいです」と話しました。

写真(2015年7月17日)
昭和館で「当時、洗濯や炊事で使う井戸水を汲んでくることは、子どもたちの仕事だった」と説明を受ける永岡副大臣(写真 右)と手押しポンプで水汲み体験をする橋本政務官(写真 左)。

【昭和館】
○写真展「戦後70年 写真展 知っていますか、70年前のこと」
・開催期 第2期=7月18日(土)から10月4日(日)まで、第3期=10月10日(土)から12月20日(日)まで

○特別企画展 戦後70年「昭和20年という年〜空襲、終戦、そして復興へ〜」
・開催期間 平成27年7月25日(土)から8月30日(日)まで
・詳細はこちらに掲載されています→ http://www.showakan.go.jp/index.html
・問い合わせ 03-3222-2577(昭和館)

【しょうけい館】
○夏の企画展「戦傷病とは?〜第1部 戦傷〜」
・開催期間 平成27年9月27日(日)まで
・詳細はこちらに掲載されています→ http://www.shokeikan.go.jp/
・問い合わせ 03-3234-7821(しょうけい館)

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