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特別企画展「戦後70年よみがえる日本の姿〜オーストラリア戦争記念館所蔵写真展〜」を開催中。

写真(2015年5月10日まで開催中)

2015年5月10日まで開催中
昭和館(東京都千代田区「九段下」)
特別企画展「戦後70年よみがえる日本の姿〜オーストラリア戦争記念館所蔵写真展〜」を開催中。

 昭和館※では、これまでも、外国人が記録した「戦後の焼け跡や復興していく日本の様子」などの写真を紹介してきましたが、それらのほとんどは、当時の日本を統治していたアメリカ軍による記録でした。
 今回の特別企画展は、「戦後70周年 よみがえる日本の姿〜オーストラリア戦争記念館 所蔵写真展〜」と題し、オーストラリア軍の記録による「呉(広島県)と東京」の2都市の様子を、写真100点と映像で紹介する特別な企画展になります。
 展示は、ダグラス・マッカーサーが厚木基地に降り立ったところや降伏文書調印式の開会スピーチなどを紹介する「終戦、そして降伏文書調印へ」からはじまり、「終戦直後の東京」、「呉の街と人びと」、「エビス・キャンプからみた東京」など、昭和20年以降の写真や空襲で焼け残った釜、パン購入券、進駐軍から入手したイギリス製のたばこなどを通じて、当時の暮らしぶりを紹介しています。ほかにも、戦後に歌手活動をはじめたペギー葉山さんのサイン入りブロマイドなどの貴重な展示品も並んでいます。
 来館した方からは「オーストラリアの進駐軍が日本にいたことを知らなかった」という声が聞かれました。また、同館学芸員からは「オーストラリア軍に関する調査研究も最近まで進んでおらず、また特に東日本で暮らす方々にはオーストラリア進駐軍がいたこともあまり知られていなかったと思います」という説明がありました。
 教科書やニュースではあまり知られる機会がないオーストラリア進駐軍基地内外での日本人と兵士との交流の様子を見に出かけてみてはいかがでしょうか。
(社会・援護局 援護企画課)

※昭和館…戦没者遺族を始め、国民が体験した戦中・戦後の労苦を次の世代に伝えていくため、厚生労働省が平成11年3月に開設した施設です。
 厚生労働省では、戦没者遺族の高齢化が進むなか、先の大戦の記憶を風化させることなく、次の世代、特に若い世代の皆さまに戦中・戦後の労苦を伝えていくため、各種資料の収集充実に努め、さまざまな観点からの企画展の開催と情報提供ができるよう、さらに魅力ある昭和館の運営に取り組んでいます。

■特別企画展「戦後70年 よみがえる日本の姿 〜オーストラリア戦争記念館所蔵写真展〜」

・開催期間   5月10日(日)まで開催 
・開館時間   AM10:00〜PM5:30(入館はPM5:00まで) ※月曜休館(5月4日(月)は開館)
・開催場所   昭和館3階 特別企画展会場
            ※東京都千代田区九段南1-6-1(地下鉄「九段下」駅4番出口から徒歩1分)
・入場料     無料 ※常設展示室は有料
・問い合わせ  03-3222-2577(同館)
・詳細はこちら
http://www.showakan.go.jp/events/kikakuten/index.html

写真(2015年5月10日まで開催中)
降伏文書調印式の開会スピーチをするダグラス・マッカーサー
(昭和20年(1945)9月2日)

写真(2015年5月10日まで開催中)
国会議事堂とその一帯(昭和20年(1945)〜21年)

写真(2015年5月10日まで開催中)
配給待ちの列に並ぶ子どもや女性たち(昭和21年(1946)7月)

写真(2015年5月10日まで開催中)
子どもたちと遊ぶ英連邦軍兵士(昭和29 年(1954)12月21日)

写真(2015年5月10日まで開催中)
渋谷駅前のハチ公と、建設中の東急東横百貨店(昭和30年(1955)1月ごろ)

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