フォトレポート
2009年11月30日
厚生労働省内省議室
「第1回高齢者医療制度改革会議」で冒頭の挨拶をする長妻厚生労働大臣
2009年11月30日、厚生労働大臣主宰により、第1回高齢者医療制度改革会議を開催しました。高齢者の代表、関係団体の代表、有識者の19名の委員に御参集いただき、後期高齢者医療制度廃止後の新たな制度のあり方についての議論が行われました。また、厚生労働省からは長妻厚生労働大臣、長浜厚生労働副大臣、山井厚生労働大臣政務官、足立厚生労働大臣政務官が参加しました。
会議の冒頭に、長妻厚生労働大臣から、新たな制度の検討に当たっての基本的な考え方として、以下の6原則が示されました。
(1) 後期高齢者医療制度は廃止する。
(2) マニフェストで掲げている「地域保険としての一元的運用」の第一段階として、高齢者のための新たな制度を構築する。
(3) 後期高齢者医療制度の年齢で区分するという問題を解消する制度とする。
(4) 市町村国保などの負担増に十分配慮する。
(5) 高齢者の保険料が急に増加したり、不公平なものにならないようにする。
(6) 市町村国保の広域化につながる見直しを行う。
また、1期4年の中で新たな制度に移行するために、
・ 来年夏を目途に、新たな制度の基本的な方向について中間的なとりまとめを行い、
・ 高齢者をはじめとする国民の意識調査や地方公聴会を実施しつつ、更に具体的な検討を行い、来年末を目途に最終的なとりまとめを行った上で、
・ 平成23年の通常国会を目途に法案提出
・ 平成25年4月を目途に新たな制度の施行
といった今後のスケジュールの見通しを示した上で、委員の間で、新たな制度のあり方等についての総括的なフリーディスカッションが行われました。(保険局高齢者医療課)