厚生労働省

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定例事務次官記者会見概要

(H20.10.23(木)14:01〜14:06 省内会見場)

【広報室】

《次官会議等について》

(次官)

今日の次官会議ですが、厚生労働省関係では政令が一つかかっております。「社会保障協定の実施に伴う健康保険法、船員保険法、国民健康保険法、国民年金法及び厚生年金法の特例等に関する政令の一部を改正する政令案」がかかっております。これは、社会保障に関する日本と3つの国、オーストラリアとの協定、あるいは、オランダ王国との協定、あるいはチェコ共和国との協定を結んだわけでありますけれども、これを実施するために、我が国及び我が国以外の3国の双方において就労する者等にかかる厚生年金保険法等の特例等に関して必要な事項を定めるという内容であります。私の報告は以上です。

《質疑》

(記者)

妊婦中の女性が死亡した問題ですけれども、これについての次官としてのご認識と、受け入れ拒否をした7つの病院に対して厚生労働省として直接調査をするという、ご検討されているようですけれども、今後の対応を含めて教えていただければと。

(次官)

先般、ニュースに出ましたけれども、大変痛ましい、残念な事案であると思っております。これにつきましては、昨日の夕方、この今般の事例の原因の確認について東京都に対して要請をしたわけでありますが、中核病院における対応でもありますので、東京都と早急に打ち合わせをして、厚生労働省サイドも一緒に事実確認に入りたいと思っております。早急に打ち合わせをして、病院側の事情もあるかもしれませんが、できれば明日にでも墨東病院含めまして7つの病院について調査に入れればと思っております。対応は、その調査結果を見た上で考えていきたいということであります。

(記者)

今回、たらい回しになって死亡するに至った原因というのはどの辺にあるとお考えでしょうか。

(次官)

まさにその辺を全ての医療機関にあたって調べてみたいと。その時点における病院の状態がどういう状態であったのか、どういう情報を受けてどういう判断をしたのか、その辺を全ての病院について調べてみたいと思っております。

(記者)

追加の経済対策で、今の厚生労働省としての検討状況、介護報酬の引き上げに備えた基金の創設の話も出ていますけれども、その検討状況を教えていただければ。

(次官)

今月の16日、政府・与党の場におきまして、総理から追加的な対策、補正という話がありました。具体的に、生活者、あるいは金融対策、中小零細企業対策、あるいは地方の関係ということでその対策を検討するようにと指示があったところであります。これを受けまして、今私の方で、与党側等含めて検討しているところであります。雇用対策関係、それから介護人材関係、障害者の支援関係、それから出産子育て関係、こういうようなものについて詰めているところでありますが、まだ検討のプロセスということでありまして、具体的に最終的にこういう形になったというところではありません。

(了)


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