厚生労働省

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平成21年9月7日(月)

雇用均等・児童家庭局 保育課

電話:03(5253)1111

保育需給対策官:岩崎(内線7925)

担当係:保育係(内線7947)

直通:03(3595)2542

保育所の状況(平成21年4月1日)等について

[調査結果のポイント]

○保育所定員は、この一年間で、1万1千人増加

平成20年4月の定員は212万1千人であったが、平成21年4月においては1万1千人増加し、213万2千人となった。

○保育所利用児童(3歳未満児)の割合は、0.7%の増加

平成21年4月の保育所利用児童(3歳未満児)の割合は21.7%で、平成20年4月の21.0%から0.7%増加した。

○保育所待機児童数は2年続けて増加

平成21年4月の待機児童数は5千834人増加し、2万5千384人となった。

○特定市区町村は、101市区町村

特定市区町村(※)は、平成20年4月時点で84であったが、平成21年4月時点においては17増加(新たに特定市区町村になったもの24、特定市区町村から外れたもの7)し、101となった。

(※)児童福祉法に基づき、待機児童が50人以上おり、保育の実施の事業等の供給体制の確保に関する計画を策定することが義務づけられている市区町村。

1.保育所利用児童数等の状況

(保育所定員数、利用児童数及び保育所数の推移)

保育所定員数、利用児童数及び保育所数の推移

(保育所待機児童数及び保育所利用率の推移)

(保育所待機児童数及び保育所利用率の推移)

[表1]保育所の定員・利用児童数等の状況

  保育所数 定員 利用児童数 定員充足率
平成20年 22,909 2,120,889人 2,022,173人 95.3%
平成21年 22,925 2,132,081人 2,040,974人 95.7%
うち公立 11,008 1,025,938人 901,141人 87.8%
うち私立 11,917 1,106,143人 1,139,833人 103.0%

[1] 保育所施設数

保育所の施設数は、2万2千925か所で、前年から16か所(0.07%)の増。

[2] 保育所定員

保育所の定員は、213万2千81人で、前年から1万1千192人(0.5%)の増。

[3] 保育所利用児童数

保育所利用児童数は、204万974人で、前年から1万8千801人(0.9%)の増。

883市区町村において利用児童数が約3万4千人増加した一方、834市区町村において利用児童数が約1万5千人の減少。

[4] 定員充足率

定員充足率(利用児童数÷定員)は95.7%で、0.4ポイントの増。

[表2]年齢区分別の保育所利用児童の割合

  21年保育所利用児童の割合 20年保育所利用児童の割合
3歳未満児(0〜2歳) 709,399人(21.7%) 676,590人(21.0%)
うち0歳児 92,606人(8.4%) 88,189人(8.1%)
うち1・2歳児 616,793人(28.5%) 588,401人(27.6%)
3歳以上児 1,331,575人(40.9%) 1,345,583人(40.0%)
全年齢児計 2,040,974人(31.3%) 2,022,173人(30.7%)

(保育所利用児童の割合:当該年齢の保育所利用児童数÷当該年齢の就学前児童数)

[参考]年齢区分別の就学前児童数

  21年就学前児童数 20年就学前児童数
3歳未満児(0〜2歳) 3,263,000人 3,223,000人
うち0歳児 1,101,000人 1,094,000人
うち1・2歳児 2,162,000人 2,129,000人
3歳以上児 3,257,000人 3,362,000人
全年齢児計 6,520,000人 6,585,000人

※人口推計年報(各年10月1日現在)

○ 保育所利用児童割合

就学前児童の保育所利用児童割合(保育所利用児童数÷就学前児童数)は31.3%で、前年の30.7%に比べ0.6%増加している。なお、3歳未満児の保育所利用児童割合は、21.7%で、前年の21.0%に比べ0.7%増加している。

2.保育所待機児童数の状況
  21年4月1日(A) 20年4月1日(B) 差 引 (A−B)
待機児童数 25,384人 19,550人 5,834人

[表3]年齢区分別の待機児童数

  21年利用児童数(%) 21年待機児童数(%)
低年齢児(0〜2歳) 709,399人(34.8%) 20,796人(81.9%)
うち0歳児 92,606人(4.5%) 3,304人(13.0%)
うち1・2歳児 616,793人(30.2%) 17,492人(68.9%)
3歳以上児 1,331,575人(65.2%) 4,588人(18.1%)
全年齢児計 2,040,974人(100.0%) 25,384人 (100.0%)

○ 年齢区分別待機児童数

低年齢児の待機児童数は全体の81.9%を占める。
そのうち、特に1・2歳児の待機児童数(1万7千492人)が多い。

[表4]待機児童数の多い市区町村数

  市 区 町 村
待機児童数100人以上 62(52)
待機児童数50人以上100人未満 39(32)
待機児童数 1人以上 50人未満 276(286)
377(370)

(  )は20年4月1日の数値

○ 待機児童のいる市区町村数

待機児童がいる市区町村数は377(全市区町村の20.9%)で、前年より7の増。
保育計画を策定しなければならない待機児童が50人以上の市区町村は101。
500人以上の待機児童がいる市は、6市(仙台市、世田谷区、横浜市、川崎市、名古屋市及び大阪市)で、前年の4市(仙台市、横浜市、川崎市及び大阪市)と比べ2市の増。

[表5]都市部とそれ以外の地域の待機児童数

  利用児童数(%) 待機児童数(%)
7都府県・指定都市・中核市 1,052,617人(51.6%) 20,454人(80.6%)
その他の道県 988,357人(48.4%) 4,930人(19.4%)
全国計 2,040,974人(100.0%) 25,384人(100.0%)

○ 都市部の待機児童の状況

都市部の待機児童として、首都圏(埼玉・千葉・東京・神奈川)、近畿圏(京都・大阪・兵庫)の7都府県(政令指定都市・中核市含む)及びその他の政令指定都市・中核市の合計を見ると2万454人となり、全待機児童の80.6%を占める。

(データ出典)

保育所施設数、保育所定員及び保育所利用児童数

  ・・・ 18年以前−社会福祉行政業務報告(厚生労働省統計情報部)
  ・・・ 19年以降−福祉行政報告例(概数)(厚生労働省統計情報部)
待機児童数 ・・・ 保育所入所待機児童数調査(厚生労働省雇用均等・児童家庭局保育課調べ)
就学前児童数 ・・・ 平成19・20年人口推計年報(総務省統計局(各年10月1日現在))

(添付資料)

資料1 受入児童数(利用児童数)が100人以上増加した地方自治体

資料2 市区町村別保育所利用児童数の増減

資料3 都道府県・政令指定都市・中核市別 保育所待機児童数 集約表

資料4 21/4/1 全国待機児童マップ (都道府県別)

資料5 保育計画を策定する市区町村(50人以上)

資料6 保育所待機児童数100人以上増減のあった地方自治体


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