厚生労働省


平成21年7月21日
 社会・援護局援護企画課外事室
 担当 手嶋、佐藤、神山
 TEL (直)03(3595)2469
(内線)3457、3464  FAX 03(3503)2667

遺骨収集等慰霊事業のお知らせ

戦没者の遺骨収集等について、下記のとおりお知らせします。

1.遺骨収集
海外における戦没者の遺骨収集は、昭和27年度から南方地域において開始されました。その後、平成3年度からは旧ソ連地域における抑留中死亡者について、さらに平成6年度からはモンゴルにおける抑留中死亡者についても遺骨収集を実施しています。
今年度は、次の地域を含めこれまでフィリピン、インドネシアマカッサル沖沈没船等において実施しており、計1,853柱の遺骨を収集しています。(別紙1PDF:73KB)
(1)フィリピン遺骨収集(別紙2−1PDF:71KB)
派遣期間:平成21年7月7日(火)から7月16日(木)まで
実施地域:フィリピン共和国レイテ島(別紙2−2PDF:224KB)
調査箇所:4地域
派遣人員:5名(厚生労働省職員2名、民間協力者3名)(注)民間協力者は情報提供者として、NPO法人「戦没者を慰霊し平和を守る会」の3名が参加
遺骨収集数:なし*民間団体から寄せられた礼拝堂の地下に大量の遺骨を埋めたとの情報に基づき、作業を開始したところであるが、土砂崩壊の恐れが出たため、作業を中断。この他にも現地住民等から残存遺骨情報が寄せられたが、遺骨は発見できなかった。
(2)フィリピン遺骨収集(別紙2−1PDF:71KB)
派遣期間:平成21年7月15日(水)から7月21日(火)まで
実施地域:フィリピン共和国セブ島(別紙2−2PDF:224KB)
調査箇所:8地域
派遣人員:2名(厚生労働省職員2名)
その他:情報提供者として、NPO法人「空援隊」の6名が同行
遺骨収集数:554柱
(3)第1次硫黄島遺骨収集・調査(別紙3PDF:91KB)
派遣期間:平成21年7月1日(水)から7月16日(木)まで
実施地域:東京都小笠原村硫黄島(別紙3−2PDF:133KB)
調査箇所:3箇所
派遣人員:33名(厚生労働省職員4名、民間協力者20名、自衛隊員等)(注)民間協力者として、財団法人日本遺族会、硫黄島協会、旧島民の会、JYMAから推薦された20名が参加
遺骨収集数:23柱
2.慰霊巡拝
厚生労働省では、旧主要戦域や遺骨収集のできない海域において、戦没者を慰霊するため、昭和51年から遺族を主体とした慰霊巡拝を計画的に実施しています。
○東部ニューギニア慰霊巡拝
派遣期間:平成21年7月18日(土)から7月25日(土)まで(別紙4PDF:88KB)
実施地域:パプアニューギニア独立国ポポンデッタ、ラエ、ウエワク(別紙5PDF:215KB)
参加遺族:7名
3.戦没者の遺骨のDNA鑑定
平成11年度から平成20年度までに旧ソ連の埋葬地等において収集された遺骨について、遺族からの申請に基づき厚生労働省でDNA鑑定を行い、順次結果を遺族にお知らせしています。
○平成21年7月に戦没者遺骨のDNA鑑定の結果を遺族に通知した数
判明 25件(累計699件)
否定 19件(累計582件)

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