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プレスリリース

第2回日中韓三国保健大臣会合北京開催(仮訳)

第2回日中韓三国保健大臣会合が、北京において2008年11月2日に開催された。目的は、第1回日中韓三国保健大臣会合「共同声明」と、中国衛生部、日本国厚生労働省、韓国保健福祉家族部(以下、まとめて「参加国」とする。)の間で2007年4月8日に署名された「新型インフルエンザへの共同対応に関する覚書」(以下、覚書とする)のフォローアップである。会合には、中国の陳竺(チン・ジク)衛生部長、日本国の舛添要一厚生労働大臣、韓国の全在姫(チョン・ジュヒ)保健福祉家族部長が参加した。

三国は、地理的に近接し、人と物の頻繁な移動があり、インフルエンザのような感染症の急速な蔓延のリスクが高い。参加国は、これまで、新型インフルエンザに対する共同対応を強化し、新型インフルエンザによって起こりうる社会的経済的ダメージを最小限にするために、緊密な活動を行ってきた。

参加国は、2008年10月16日と17日にソウルで、三国の公衆衛生行政官と専門家による共同机上訓練を実施した。机上訓練の結果に基づき、新型インフルエンザに対する共同対応のための共同行動計画が採択された。三国は、新型インフルエンザが発生した場合の情報共有拠点、情報共有、情報の効果的提供、早期封じ込めのための平等的介入、協力の拡大について合意した。

参加国は、参加国により署名された文書の完全な履行のために、共同作業を続け、さらなる協力の拡大を模索するだろう。

さらに、三大臣は、三カ国が他の保健医療分野においても共通の課題を有していることを再確認した。三大臣は、医薬品開発を促進するための、治験など臨床研究分野における三カ国間の協力の進展を歓迎した。

次回、日中韓三国保健大臣会合は2009年、東京にて行われる。


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日中韓三国保健大臣会合について