平成２０年２月２９日
医薬食品局血液対策課
フィブリノゲン製剤納入先医療機関の追加調査について
平成１６年１２月９日に公表したフィブリノゲン製剤納入先医療機関を対象として、平成１９年１１月７日付で実施した追加調査の結果について、２月１５日までに回収した医療機関からの回答を取りまとめた状況をお知らせいたします。
１ 回答状況
（１）追加調査実施期間 平成１９年１１月７日〜１２月５日
（ただし、現在も回収中）
（２）追加調査対象施設数 医療機関 ６,６０９施設
(平成１６年公表施設のうち、所在地等が不明であった施設を除いた医療機関)
（３）回答施設数
・ 平成１６年公表時に存続していた５,３９６施設のうち、５，０８８施設（94％）から回答があった。
・ なお、このほか平成１６年公表時に廃院等していた１,２１３施設のうち、３９０施設から回答があった。
２ 主な調査結果
（１）投与の年月について回答があった医療機関数と元患者数
| 医療機関数 | ６２４ | 施設 | |
| 元患者数 | ８,９８９ | 人 （投与年別は別表） |
（２）上記以外に、過去に投与の事実をお知らせしたという記録が残されているが、現在では投与の年月は特定できないとする回答があった医療機関数と元患者数
| 医療機関数 | ７３ | 施設 | |
| 元患者数 | １８７ | 人 |
（３）（１）と（２）の合計
| 医療機関数 | ６９７ | 施設 | |
| 元患者数 | ９，１７６ | 人 |
（４）元患者の方への投与の事実のお知らせの状況
| 元患者数 | ||
| お知らせした | ３，６８３人 （40％）（※１） | |
| お知らせしていない | ５，４９３人 （60％） | |
| 理 由 |
投与後に死亡 | １，７４９人 （19％） |
| 連絡先不明、連絡がつかない | １，７１５人 （19％） | |
| その他 | ２，０２９人 （22％） | |
| 合 計 | ９，１７６人 |
（※１）元患者の方に一人でも投与の事実をお知らせした医療機関は４９５施設であった。
（５）診療録等の保管状況
平成６年以前の診療録等が次のいずれかにより保管されている施設数
(括弧内は調査対象施設数に対する割合）
| １,７５７ | 施設（27％）（※２） | |
| （内訳） | ||
| 診療録（カルテ） | １,３０８ | 施設（20％） |
| 手術記録あるいは分娩記録 | １,３９７ | 施設（21％） |
| 製剤使用簿 | １２６ | 施設（ 2％） |
| 処方箋 | １２５ | 施設（ 2％） |
| 輸液箋あるいは注射指示箋 | ２４４ | 施設（ 4％） |
| レセプトの写し | ７５ | 施設（ 1％） |
| 入院サマリーあるいは退院サマリー | ２３７ | 施設（ 4％） |
| その他の書類 | ２２４ | 施設（ 3％） |
（※２）平成１６年の調査では「昭和６３年６月３０日以前にフィブリノゲン製剤を投与した記録（診療録、使用簿など）が保管されていますか。」との設問であったのに対し、今回の調査では、「平成６年以前のカルテ等の各種書類が保管されていますか。」との設問であったため、保管していると回答した施設の割合が異なったものと思われる。
（別表）
投与の年月について回答があった元患者数の投与年別の内訳
| 投与年 | 人数 |
|
昭和３９年 ４０年 ４１年 ４２年 ４３年 ４４年 ４５年 ４６年 ４７年 ４８年 ４９年 ５０年 ５１年 ５２年 ５３年 ５４年 ５５年 ５６年 ５７年 ５８年 ５９年 ６０年 ６１年 ６２年 ６３年 平成 元年 ２年 ３年 ４年 ５年 ６年 |
０人 ３人 ０人 ４人 ７人 ７人 ７人 ７人 ７人 １３人 ２０人 ２１人 ３０人 ４４人 ６１人 １０５人 １８３人 ２５６人 ３５８人 ６０７人 ９１４人 １,２７５人 １,７１８人 １,９４７人 １,１１５人 １０５人 ７０人 ６２人 １９人 ２０人 ４人 |
| 計 | ８,９８９人 |