1.体型の変化
昭和57年と比べ、男性では、いずれの年齢層でも肥満者の割合が増加。 一方、20〜39歳の女性では、低体重(やせ)の者の割合が増加。 |
肥満者の割合をみると、男性では30〜69歳で約3割であり、いずれの年齢層においても20年前に比べ1.5倍程度に増加している。女性では、60歳以上で肥満者の割合が多く、約3割である。
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一方、低体重(やせ)の者の割合は、若い女性で増加しており、20年前に比べ、20歳代、30歳代では2.0倍となっている。
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2.体重管理の状況
ふだん体重をはかっている者の割合は、男性では約6割、女性では7割。 |
「ふだん体重をはかっている」者の割合は、男性では58.3%、女性では72.6%であり、いずれの年齢層でも男性より女性の方が体重をはかっている者の割合が多い。
体重をはかりはじめたきっかけは、男女とも15〜59歳では「体重が気になった」と回答した者が最も多く、60〜70歳以上では「健康でいたいから」と回答した者が最も多い。
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3.体型の自己評価
自分の体型を「太っている」「少し太っている」と評価する者の割合は、昭和54年、平成10年に比べ、ほとんどの年齢層で増加。 |
自分の体型を「太っている」「少し太っている」と評価する者の割合は、昭和54年、平成10年に比べ、男性ではすべての年齢層で増加、女性でも50〜59歳以外の年齢層で増加している。
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「太っている」「少し太っている」と評価する理由は、男性では15〜59歳で「過去の自分と比べて」と回答した者が最も多く、60歳以上では「健康診断や病院で指摘された」と回答した者が最も多い。
一方女性では、15〜29歳で「他人と比べて」と回答した者が最も多く半数以上であり、30歳代以上では「過去の自分と比べて」と回答した者が多い。
また、客観的指標である「身長や体重、体脂肪などから判断している」と回答した者は、男女とも50歳代で最も多いが、それぞれ約半数程度に留まっている。
(複数回答) |
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自分の体型に対する自己評価は、男性では適正に評価している者が多いが、女性では、現実の体型が「普通」にもかかわらず「太っている」と評価する者が多く、平成10年に比べ増加。 |
現実の体型を「肥満」「普通」「低体重」に分け、自分の体型に対する自己評価をみると、男性では自分の体型を適正に把握している者が多いが、女性では現実の体型が「普通」であるにもかかわらず、「太っている」と自己評価している者が多くみられ、15〜19歳では「やせている」にもかかわらず「普通」と自己評価している者も多くみられる。このような傾向はいずれの年齢層でも平成10年より増加している。
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[上段:平成14年、下段( ):平成10年] | ||||||
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4.体重減量の取組
体重を減らそうとしている者は、男性では約4割、女性では5割。 若年女性では、低体重(やせ)であっても約4割が体重を減らそうとしている。 |
「現在、体重を減らそうとしている」者は、男性では37.4%、女性では53.7%であり、いずれの年齢層においても女性の方が多い。
体型別にみると、男性では、肥満であるにもかかわらず体重を減らそうとしているものは64.1%に留まっている。15〜19歳の女性では、低体重であってもその41.0%が体重を減らそうとしている。
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