厚生労働省発表
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今般、厚生労働省の委託研究として開催された「ものづくり人材育成研究会」(座長唐津一東海大学教授)において、産業集積地域におけるものづくり人材育成に関する報告書を取りまとめたので、その内容を公表する。
1 | 研究会設置の背景と目的 製造拠点の海外移転や製品輸入の拡大、大企業の下請け再編等の産業構造の変化や、若年者を中心としたものづくり離れや技能離れといった傾向が続く中で、高度な熟練技能をもつ技能者の製造業から他の産業への移動や就業自体をやめてしまうことなどにより、中小製造業においては、我が国の経済発展に重要な役割を担ってきた優れた技能者の確保や、その後継者の育成が困難となってきている。 しかしながら、高い技術力をもつ中小製造業は、今後、高付加価値化等により新規成長分野を担うとともに、独立開業により新たな雇用を生み出すなど、日本の雇用の創出の観点からも期待が寄せられている。 そこで、今までの地域における産業雇用の創出やものづくり基盤を形成してきた中小製造業について、その技術・技能の特質と経済環境の変化への対応の状況、技術・技能の継承と若年労働者の確保・育成の状況等を把握するとともに、中小製造業の地域ごとの集積状況に係る実態、集積における技術・技能の空洞化への対応、効果的な人材育成の方法等について職業能力開発の側面から把握・分析し、その結果を踏まえてものづくりに係る職業能力開発施策に係る現状と課題について検討を行うこととした。 このため、厚生労働省は、株式会社三菱総合研究所に委託し、平成14年5月より学識経験者等(別添1)を構成員とした「ものづくり人材育成研究会」を開催し、産業集積地のメリットを活用したものづくりに係る人材育成や技能継承等について、専門的な立場から検討いただいた。 | ||||||||
2 | 研究の方法
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3 | 研究会のスケジュール 平成14年5月〜12月 | ||||||||
4 | 報告書の要旨 |
1 アンケート調査結果
2 特定テーマ分析
3 現地調査結果
4 これからのものづくり人材育成の方向性
第2 競争を生き抜いていくためのものづくり人材育成への取り組み方
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(委員) | |||
大木 栄一 | 日本労働研究機構 副主任研究員 | ||
尾上 正人 | 奈良大学社会学部 助教授 | ||
加藤 秀雄 | 福井県立大学 教授 | ||
鎌田 彰仁 | 茨城大学人文学部 教授 | ||
◎ | 唐津 一 | 東海大学 教授 | |
藤本 真 | 日本労働研究機構 臨時研究助手 | ||
○ | 八幡 成美 | 日本労働研究機構 統括研究員 | |
(◎:座長、○主査) | |||
(事務局) | |||
株式会社 三菱総合研究所 | |||
(敬称略五十音順) |