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資料1

児童福祉施設等が設置する遊具で発生した事故の代表的な事故内容
(遊具別・原因別)


【遊具別の事故内容】

 滑り台−−−−− 滑り台や階段の途中から転落。頭を下にして滑り降り地面と衝突。
滑り台を逆方向から駆け上りバランスを崩して転落。
 鉄棒・登り棒−−− 鉄棒や登り棒にぶら下がっていて手が離れ落下。
 雲梯−−−−−− 雲梯にぶら下がっていて落下、雲梯の上に昇っていて転落
 ブランコ−−−−− ブランコからの転落・落下。動いているブランコから飛び降りて転倒。
他の子どもが遊んでいるブランコと衝突。
 ジャングルジム−− ジャングルジムの上から飛び降り転倒し、足を骨折。
ジャングルジムにぶら下がっていて落下し、足を骨折。
 箱型ブランコ−−− 箱ブランコの外でブランコをこいでいたが、ブランコの勢いに付いていけなくなり転倒し、ブランコの踏み板と地面に頭や足挟まれる。
動いている箱ブランコから飛び降りようとして転倒し、踏み板と地面の間に挟まれる。箱ブランコと支柱の間に足を挟まれる
 太鼓橋−−−−− 太鼓橋にぶら下がっていて落下。太鼓橋の上から転落。
 トランポリン−−− トランポリンでジャンプしていて床に落下したり外枠に強打。
 跳び箱・平均台−− 跳び箱から転落。平均台から落下。平均台を運んでいて足に落とす。
 積み木−−−−− 大型積み木に乗っていて、足を踏み外し又は積み木が崩れて落下。

【原因別の事故内容】

 転落・落下−−− 滑り台の途中や滑り台の上り階段の途中、ジャングルジムの上等から転がり落ちる。ブランコの上から誤って転落。
鉄棒、登り棒、雲梯などにぶら下がっていて、手が離れ落下
 転倒−−−−−− 遊具に乗っていてバランスを崩す、マットに足を引っかけ転倒など
 衝突−−−−−− 動いている遊具と衝突・接触したり床や地面に強打
 飛び降り−−−− ブランコ、鉄棒、登り棒、雲梯から自らの意志で飛び降りたが、着地に失敗
 挟む−−−−−− 箱ブランコの踏み板と地面の間、遊具と支柱の間、遊具の固定部分等に挟まれる


資料2

児童福祉施設等が設置する遊具で発生した事故調べ(死亡例抜粋)


No. 事故発生
年月日
都道府県 施設種別 年齢 性別 遊具名 事故の原因・内容 対応・改善等
H8.5 埼玉県 児童養護施設 4歳 滑り台 首にかけていたヒモが滑り台のボルトに絡む。 撤去
H10.12 宮崎県 児童遊園 11歳 箱ブランコ 下に落ち、ブランコに頭と体を挟まれた。 撤去
H12.10 宮城県 児童遊園 8歳 安全ブランコ
(丸型)
低年齢児の安全確保のため支柱と可動部をビニールロープで8か所結び、大揺れ対策を講じていたが、そのうちの1か所を解き遊んでいるうちにビニールロープが首に巻きつき死亡。
  • 類似遊具の一斉点検実施
  • 安全マニュアル作成
  • マニュアルに基づく安全点検励行及び安全な遊びの啓発
  • 市の施設の"安全ブランコ"を全面撤去


資料3

雇児総発第49号
平成13年10月26日

    都道府県
 各  指定都市 民生主管部(局)長 殿
    中核市



厚生労働省雇用均等・児童家庭局総務課長


厚生労働省社会・援護局      
      障害保健福祉部障害福祉課長



児童福祉施設等に設置している遊具での事故の調査結果について


 先般実施した標記調査について、別紙のとおり取りまとめましたので、管内児童福祉施設等及び市町村に対し、この調査結果を周知することにより一層の注意喚起を行うとともに、これまで発出されてきた別添(PDF : 134KB)通知に加えて、下記事項に留意し、必要な措置を講じるようご指導願います。


1 遊具について安全点検を行った結果、撤去すべき欠陥等が発見された場合の当該遊具の撤去。

2 児童が危険な遊び方をしないよう、必要に応じ施設等の職員が見守りをするよう指導。


 PDFファイルを見るためには、アクロバットリーダーというソフトが必要です。アクロバットリーダーは無料で配布されています。
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