ホームレスの実態に関する全国調査（概数調査）結果（平成22年3月）

平成22年1月に実施したホームレスの実態に関する全国調査（概数調査）（以下「22年調査」という。）は、平成21年1月に実施したホームレスの実態に関する全国調査（以下「21年調査」という。）と同様の調査方法により全ての市区町村において実施した。

調査の結果、ホームレスが確認された自治体は、全1,784市区町村のうち474市区町村（21年調査では1,804市区町村のうち504市区町村）であった。

全国のホームレス数（表1）は合計13,124人であり、うち男性が12,253人、女性が384人、不明が487人となっている。（目視による調査のため防寒具を着込んだ状態等により性別が確認できない者を「不明」としている。）

増減については、21年調査と比較すると、2,635人(16.7％)減少した。

各都道府県の状況(表2)については、全ての都道府県でホームレスが確認され、21年調査と比較すると、47都道府県のうち38都道府県が減少、9県が増加であった。

また、減少数の多い順に大阪府964人減、福岡県623人減、東京都303人減であり、増加数の多い順に群馬県12人増、神奈川県10人増、宮崎県9人増となっている。

なお、ホームレス数が最も多かったのは大阪府3,338人、東京都3,125人、神奈川県1,814人増であった。一方、最も少なかったのは鳥取県，島根県で1人であった。

東京都23区及び政令指定都市の状況（表3）については、合計が9,171人であり、全国のホームレス数の約７割を占めている。21年調査と比較すると 2,120人(18.8%)減少した。

各市区別の増減については、減少数の多い順に大阪市 864人減、福岡市 576人減、東京都23区 319人減であり、増加数の多い順に横浜市 13人増、さいたま市 10人増であった。