Ministry of Health, Labour and Welfare

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厚生労働省の平成18年度ホームレス対策予算の概要

ホームレス対策予算 平成17年度予算額
3,197百万円
平成18年度予算額
3,304百万円


I   就業機会の確保  1,083百万円→1,191百万円

   日雇労働者等技能講習事業  526百万円→646百万円
 日雇労働者及び自立支援センター及びシェルターに入所しているホームレスに対して、技能労働者として必要な技能の習得、免許の資格等の取得を目的とした講習を実施し、就業機会の確保を図る。
 ○ホームレス 1,524人→2,759人
 ○日雇労働者 1,383人→1,663人

   自立の支援等に関する職業相談員の配置  174百万円→115百万円
 自立支援センター設置地域の公共職業安定所に職業相談員を配置し、ホームレス等に対し、きめ細かな職業相談等を行う。
 ○職業相談員 67人→52人

   自立の支援等に関する就業開拓推進員の配置  46百万円→41百万円
 自立支援センター設置地域の公共職業安定所に「ホームレス就業開拓推進員」を配置し、ホームレスの就業ニーズに応じた求人開拓や求人情報等の収集・提供を行う。また、事業主に対する啓発活動を行う。
 ○推進員 18人

   ホームレス等試行雇用事業  219百万円→30百万円
 自立支援センターに入所しているホームレスや常用雇用への移行を希望する日雇労働者を対象に、事業所における一定期間の試行雇用(試行雇用実施事業主に対しては奨励金を支給)により、ホームレス等の新たな職場への円滑な適応を促進し、常用雇用への移行につなげる。
 ○ホームレス 1,200人→130人
 ○日雇労働者 260人→70人

   ホームレス就業支援事業(拡充)  118百万円→359百万円
 就業意欲のあるホームレスの就業機会の確保を図るために、就業支援相談、ホームレスの就業ニーズに合った仕事の開拓・提供や職場体験講習を実施する。平成18年度拡充策として、個々のホームレスの就業意欲等の把握・見極めを行うとともに、基礎的な労働・生活習慣の体得等を促す支援を実施する。
 ○実施地域 4地域


II   自立支援事業等の実施



6〜10セーフティネット支援対策等事業費補助金
 13,597百万円の内数(2,104百万円)→15,000百万円の内数(2,104百万円)




   ホームレス総合相談推進事業
 行政、民間団体、地域住民等で構成するホームレス総合相談推進協議会を設置し、ホームレス問題に関する協議・調整、総合相談の企画等を行う。また、相談計画に基づく巡回相談活動等を実施する。
 ○実施ヵ所数 協議会 18ヵ所
巡回相談 20チーム

   ホームレス自立支援事業
 ホームレスに対し、宿所及び食事の提供、健康診断、生活相談・指導等を行い、自立意欲を喚起させるとともに、公共職業安定所との密接な連携の下で職業相談等を行う。
 ○実施ヵ所数 22ヵ所

   ホームレス緊急一時宿泊事業(シェルター事業)
 都市公園等でテント張り・小屋掛けにより生活するホームレスの健康状態の悪化の防止等のため、緊急一時的な宿泊場所を提供する。
 ○実施ヵ所数 10ヵ所(3,100人分)

   ホームレス能力活用推進事業
 一般雇用施策での対応が困難なホームレスに対し、清掃業務や廃品回収などのいわゆる「都市雑業的」な職種の情報収集・提供やその職種についての知識・技能の付与を行う。
 ○実施ヵ所数 10ヵ所


III   保健衛生の向上

 10  ホームレス衛生改善事業
 劣悪な衛生環境におかれているホームレスの実態に鑑み、入浴や散髪等のサービスを提供することにより、衛生状態を改善し、併せて生活面や健康面等の相談を行い、必要な施策につなげる。
 ○実施ヵ所数 10ヵ所

 11  ホームレス保健サービス支援事業  10百万円→10百万円
 健康に不安を抱えるホームレスに対し、保健所等の窓口や巡回による血圧測定、尿・血液検査、健康相談及び健康情報の提供等を行う。
 ○実施ヵ所数 18ヵ所

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