ホーム > 政策について > 分野別の政策一覧 > 雇用・労働 > 労働基準 > 安全・衛生 > 統計・災害事例 > 化学物質による災害発生事例について > 3一酸化炭素による中毒等(平成28年)
3 一酸化炭素による中毒等(平成28年)
発生月 | 業種 | 被災状況 | 原因物質 | 発生状況 | 発生原因 |
---|---|---|---|---|---|
2月 | その他の建築事業(3506) | 中毒(休業)1名 | 一酸化炭素 | 作業者3名が屋内で発電機(内燃機関を有する機械)を電源に電動工具及び電動機械を使用して床材をはがす作業に従事中、発電機から生じた排気ガスを吸引して、めまい、立ちくらみなどの症状を訴えた。その後、3名はクリニックを受診したが、同クリニックでは対応できず、総合病院に救急搬送され、一酸化炭素中毒と診断された。 | 換気不十分 危険有害性の認識不足 元方事業者から請負人への中毒防止措置の指導なし 作業標準未作成 安全衛生教育不十分 リスクアセスメント不足 |
8月 | 機械器具製造業(5601) | 中毒(休業)7名 | 一酸化炭素 | 工場内で、外部作業者が内燃機関を有するコンクリートカッターを使用し工場内床面の基礎補強工事を行っていたところ、その周辺で機械操作業務、金型加工業務を行っていた作業者計7名がコンクリートカッターの排気ガスを吸引し一酸化炭素中毒となった。 | 換気不十分 危険有害性の認識不足 事業者間の調整不足 作業前の環境測定不実施 適切な呼吸用保護具未着用 作業標準未作成 安全衛生教育不十分 |
11月 | 橋りょう建設事業(3503) | 中毒(休業)5名 | 一酸化炭素 | 高速道路の鋼桁の塗替塗装工事で、シートで囲われたつり足場内に負圧集塵機等の電源として使用する発電機を設置し、使用していたところ、作業者5名が震えなどの体調不調を訴えた。病院を受診し、一酸化炭素中毒と診断された。 | 換気不十分 適切な呼吸用保護具未着用 危険有害性の認識不足 作業開始前濃度測定せず ガス検知警報装置未設置 管理監督不足 安全衛生教育不十分 作業標準未作成 リスクアセスメント不足 |
12月 | 鋳物業(5301) | 中毒1名 | 一酸化炭素 | 作業者(溶解工)1名が事業場工場内の溶解炉制御室内で密閉状態で暖とりのため焚き木入りバケツを持ち込んで書類作成をしていたところ一酸化炭素中毒にかかった。 | 換気不十分 危険有害性の認識不足 安全衛生教育不十分 |
ホーム > 政策について > 分野別の政策一覧 > 雇用・労働 > 労働基準 > 安全・衛生 > 統計・災害事例 > 化学物質による災害発生事例について > 3一酸化炭素による中毒等(平成28年)