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4 その他の化学物質による中毒等(平成27年)

発生月 業種 被災状況 原因物質 発生状況 発生原因
7月 パンまたは菓子製造業 中毒32名 フロンガス パン製造工場で、天井裏の冷凍設備用配管に設置されたストレーナー(定期修理時に異物がフリーザー内に入らないよう設置されているもの)の蓋を止めている4本のボルトのうち2本が腐食、断裂し、この部分からフロンガスが漏出した。これを吸入した作業者が咳き込む等の症状を訴え、救急搬送された。 設備の管理不十分
設備・機器の点検不足
危険有害性の認識不足
安全衛生教育不十分
9月 電気機械器具製造業、その他の事業 中毒4名 メチルエチルケトン等 異臭が発生する太陽電池モジュールの入った荷を、コンテナから倉庫の保管場所へ運搬する作業を行っていたフォークリフト運転手3名が、メチルエチルケトン等の有害ガスにばく露し体調不良となり休業した。この異臭の原因を探るため、倉庫の臭気ガスの濃度測定を行った作業者1名が同じ有害ガスにばく露し、休業した。 換気不十分
呼吸用保護具未着用
危険有害性の認識不足
安全衛生教育不十分
10月 医薬品製造業 中毒1名 アセトニトリル 被災者は原薬製造工場にて、アセトニトリルを用いたスラッジング(不純物の除去)作業および乾燥作業を行った。帰宅後、嘔吐を繰り返すなど体調不良となり、翌日救急搬送され、急性シアン中毒と診断され入院した。 局所排気装置未設置
作業標準不徹底
安全衛生教育不十分
11月 一般機械修理業 飛散 苛性ソーダ 工場内で機械の給脂作業を行うため外に出たところ、水平距離4.5m、高さ5.2m離れた位置にあった配管の端から希苛性ソーダが霧状に吹き出しており、風に乗って被災者らの顔に飛散した。前日に準備作業として液抜きのため「開」状態にされており、バルブの開閉状態を確認することなく行われ、工事終了後もバルブが「開」状態のままで希苛性ソーダが吹き出した。被災者4名は水洗浄し、病院で診察を受けた。 作業標準未整備
危険有害性の認識不足
安全衛生教育不十分

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