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1 有機溶剤による中毒等(平成25年)
発生月 | 業種 | 被災状況 | 原因物質 | 発生状況 | 発生原因 |
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1月 | その他の金属製品製造業 | 中毒1名 | トルエン等 | 塗装した架台の部品を乾燥している際に、塗料に含有していた有機溶剤の蒸気が拡散し、塗装場の近くで作業していた被災者が有機溶剤蒸気にばく露したものと考えられる。当該作業時において、被災者は防毒マスクを着用していたが、吸収缶は取り替えていなかった。 | 局所排気装置未設置 安全衛生教育不十分 作業標準不備 |
2月 | 建築物の新設に伴う設備工事業 | 中毒1名 | トルエン等 | 店舗新築工事現場にて、被災者は1人で建物内部の天井、壁を塗装するための下地準備として、プライマー(第2種有機溶剤含有)を塗る作業を行っていたところ、作業途中で意識を失い、部屋の内部で倒れた。その後救急車で病院へ搬送された。出入口以外の窓は全て閉められており、呼吸用保護具を着用していなかった。 | 換気不十分 呼吸用保護具未着用 作業標準不徹底 |
2月 | 卸売業・小売業 | 中毒1名 | トルエン | 濁水処理施設内タンクの交換作業において、新しいタンクを設置後、その内側に有機溶剤を含有する錆止め塗料を刷毛塗りしていたところ、塗料中に含まれるトルエンを吸引し、中毒となった。 | 換気設備未設置 呼吸用保護具未着用 安全衛生教育不十分 危険有害性の認識不足 |
3月 | その他の金属製品製造業または金属加工業 | 中毒および金属熱1名 | 有機溶剤 | 屋外の製品ヤードにおいて、溶融めっき処理後の鉄骨柱材の検査および補修作業を実施していた際、めっき割れの箇所があった柱材17本について、約2時間メッキカバースプレー(亜鉛めっき化粧用塗料)を行った後、有機溶剤中毒および金属熱となった。 | 作業標準不徹底 危険有害性の認識不足 安全衛生教育不十分 |
4月 | 塗装業 | 中毒1名 | シンナー | プラスチック製品の塗装用治具の自動洗浄装置への治具の投入作業と、スプレーガンによる治具の吹付け洗浄作業を行っていたところ、作業者が自動洗浄装置内部に顔を近づけ、高濃度の有機溶剤蒸気にばく露され、中毒となった。 | 換気不十分 設備の管理不足 安全衛生教育不十分 危険有害性の認識不足 |
4月 | 医薬品製造業 | 中毒(疑い)および熱傷1名 | トルエン | 薬品棟の作業室で、攪拌機を用いた粘着剤製造作業終了後、防毒マスク、手袋を着用して、トルエンを含ませたウエスで攪拌機内部の粘着剤をふき取る作業をしていたところ、被災者が突然倒れ、熱傷を負った。 | 換気設備未設置 作業標準不徹底 安全衛生教育不十分 危険有害性の認識不足 |
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