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第72回WHO総会結果(概要)

1 概要

  • 期間:令和元年5月20日(月)〜5月28日(火)
  • 場所:スイス(ジュネーブ)
  • 日本政府代表団:新谷正義厚生労働大臣政務官、鈴木康裕医務技監、池田千絵子総括審議官(国際担当)等
  • 本会議では、6日間にわたり、全70議題(管理(25)、技術(29)、進捗報告(16))について協議。
  • ※WHO総会は、全加盟国代表で構成される最高意思決定機関であり、毎年1回5月に開催され、保健医療に関わる重要な政策決定を行うもの。

2 政府代表演説

 本会議では、新谷正義厚生労働大臣政務官が政府代表演説を行い、高齢化社会でユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)※を維持するための我が国の対応策、G20財務大臣・保健大臣合同セッションやG20岡山保健大臣会合を含む今後のUHC関連の国際会議への協力の呼びかけ、コンゴ民主共和国でのエボラ出血熱流行への日本の支援等について言及した。

  • ※WHOによる定義では「すべての人が適切な予防、治療、リハビリなどの保健医療サービスを、必要なときに支払い可能な費用で受けられる状態」のこと

3.主な成果

  1. (1)2020-2021予算: 2020-2021年の2カ年の予算が承認された。我が国からは、予算の執行計画について加盟国に随時共有するように求めた。
  2. (2)UHCに関する国連ハイレベル会合に向けた決議: 令和元年9月に開催が予定されているUHCに関する国連ハイレベル会合※に向けた取り組みについて議論がなされ、我が国がタイと共同提案した決議が全会一致で採択された。決議の主な内容は以下のとおり。
    @UHC国連ハイレベル会合への各国首脳レベルの出席の推奨
    AUHC達成に向けた各国の進捗把握の仕組みの強化
    B民間も含めた分野横断的な連携強化 等
    ※UHCに関する国連ハイレベル会合:2019年9月23日に国連本部で国連総会に合わせて開催される予定。各国のハイレベル(元首級・閣僚級)が議論を行い、政治宣言文が採択される予定。

4.その他の我が国の貢献と発信

  1. (1)テドロス事務局長との面談
    新谷正義厚生労働大臣政務官はテドロス事務局長と会談を行った。G20財務・保健合同セッション、G20保健大臣会合への支援を依頼するとともに、UHCに関する国連ハイレベル会合について議論を行った。
  2. (2)各国代表との面談
    新谷正義厚生労働大臣政務官は各国代表と二国間会談を行った。タイ・ピアサコン保健大臣に対し、G20財務・保健合同セッションとG20保健大臣会合への出席を直接依頼するとともに、マヒドン王子記念会議2020/UHCフォーラム2020の開催に向けた協力を確認した。シンガポール・ガン保健大臣に対し、G20財務・保健合同セッションとG20保健大臣会合への出席を直接依頼した。また、スペイン・ブランコ保健副大臣とも会談し、G20財務・保健合同セッションとG20保健大臣会合へのスペイン保健大臣の出席を依頼した。
  3. (3)サイドイベント
    我が国は、UHC達成のためのガバナンス、母子保健、薬剤耐性(AMR)対策等に関するサイドイベントを6つ共催した。

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