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第65回WHO西太平洋地域委員会について

日時・場所

 平成26年10月13日(月)〜17日(金) (於:マニラ(フィリピン))

出張者

 牛尾光宏厚生労働省大臣官房審議官他

主な議論概要

  1. (1)プログラム予算実績2012-2013年(最終報告):2012-2013年の最終予算報告が実施され、承認された。
  2. (2)暫定事業予算案2016-2017年:第12次行動計画2014-2019に基づく予算案が示され、加盟国の意見が聴取された。本予算案は、執行理事会を経て来年の世界保健総会で採択される見込み。
  3. (3)精神保健:「西太平洋における精神保健行動計画(2012-2020)実施のための地域課題」が採択された。日本は、精神疾患の患者数は、いわゆる4大疾患(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病)よりも多い状況であり、4大疾患とならんだ位置付けとしていることを発言した。
  4. (4)タバコ・フリー・イニシアティブ:「西太平洋におけるタバコ・フリー・イニシアティブのための地域行動計画2015-2019」が採択された。日本は、健康日本21等のもと積極的にたばこ対策に取り組んでいることを発言するとともに、非感染性疾患対策を進める上でのたばこ対策の重要性を強調した。
  5. (5)薬剤耐性:「西太平洋地域における薬剤耐性に関する行動アジェンダ」が採択された。日本は、手指衛生をはじめとした基本的な公衆衛生アプローチから、抗菌薬適正使用、薬剤開発、処方箋発行など包括的に発言した。また、米国がGHSAを通じてこの問題に取り組んでいることについても賛同の意を表明した。
  6. (6)拡大予防接種計画:「西太平洋地域におけるグローバルワクチン行動計画の地域実施枠組み」が採択された。
  7. (7)救急と災害:「西太平洋地域における健康のための災害リスク管理のための行動枠組み」が採択された。日本は、東日本大震災時の各国からの支援にあらためて感謝の意を表した。DMAT、災害拠点病院、情報システム(EMIS)について紹介するとともに、同行動枠組みで取られているリスクマネージメント・サイクルを評価した。
  8. (8)次回第66回地域委員会:2015年10月12日-16日にグアムで開催予定。

    ※参考
    第65回WHO太平洋地域委員会HP(英語)

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