平成22年度健康増進普及月間実施要綱
1. 名称
平成22年度健康増進普及月間
2. 趣旨
平均寿命の著しい伸長にみられるように、近年の国民の健康水準の向上には目覚ましいものがあるが、一方において、人口の高齢化、社会生活環境の急激な変化等に伴って、糖尿病、がん、心臓病、脳卒中等に代表される生活習慣病の増加等が大きな問題となっている。
このような人口の高齢化及び疾病構造の変化を勘案すれば、疾病の早期発見や治療に留まることなく、生活習慣を改善して健康を増進し、生活習慣病等の発病を予防する「一次予防」に重点を置いた対策を強力に推進し、壮年期死亡の減少及び痴呆若しくは寝たきりにならない状態で生活できる期間である「健康寿命」の延伸を図っていくことが極めて重要となっている。
また、生活習慣病は日常生活のあり方と深く関連していることから、国民の健康の保持・増進を図るためには、運動習慣の定着や食生活の改善といった健康的な生活習慣の確立が重要である。
このため、生活習慣病の特性や運動・食事・禁煙など個人の生活習慣の改善の重要性についての国民一人一人の理解を深め、さらにその健康づくりの実践を促進するため、平成22年9月1日(水)から30日(木)までの1か月間を健康増進普及月間とし、種々の行事等を全国的に実施するものである。
3. 実施機関
厚生労働省並びに健康増進普及月間の趣旨に賛同する都道府県、政令市、特別区及び市町村
4. 実施期間
平成22年9月1日(水)〜9月30日(木)
5. 統一標語
1に運動 2に食事 しっかり禁煙 最後にクスリ
〜健康寿命をのばしましょう〜
6. 実施方法
(1) 厚生労働省
政府広報等の活用を図るほか、ポスターの作成等により健康増進に関する普及啓発を図る。
(2) 都道府県、政令市、特別区及び市町村
健康増進普及月間の趣旨に賛同する都道府県、政令市、特別区及び市町村は、関係官庁及び関係団体等との連携を密にしつつ、それぞれの地域や職域の実情に即し、創意工夫をこらした効果的な普及啓発を図る。
〈活動内容の例示〉
ア. テレビ、ラジオ、新聞等報道機関の協力を得た広報
イ. 都道府県及び市区町村の広報紙、関係機関及び関係団体等の機関紙、有線放送、インターネット等の活用による広報
ウ. ポスター、リーフレット等による広報
エ. 健康増進に関する各種講演会、研修会、シンポジウム、フォーラム及び映画会等の開催
オ. ウォーキング等の運動イベントの開催
カ. 地域別、年代別に応じた健康増進のための行動目標、スローガン等の公募及び発表
キ. 住民主体のボランティアグループ等を通じた情報提供の推進
ク. 健康相談、食生活相談及び栄養改善指導
なお、事業の実施にあたっては、次の点に留意するものとする。
(1)メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の認知度の向上
(2)エクササイズガイド2006」、「食事バランスガイド」及び「禁煙支援マニュアル」の積極的な活用
(3)すこやか生活習慣国民運動との連携
- 「コミュニケーションの手引き 生活習慣の改善をうながすために」の積極的な活用
※「コミュニケーションの手引き」を作成するにあたって行った調査及びその分析等に関する参考資料については、厚生労働省ホームページに掲載しているので参考にされたい。
(http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/communication_manual/index.html) - 民間企業との連携
(4)食生活改善普及運動との連携
(5)「「40歳からの健康週間」の実施について」(平成8年8月19日厚生省発老第96号厚生事務次官通知)の趣旨を踏まえての実施
※本年度のポスターは別添(PDF:520KB)のとおりです。
照会先
健康局総務課生活習慣病対策室
健康指導係 神田、保田(2338)
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