咽頭結膜熱について
咽頭結膜熱
過去10年間と比較した今シーズンの発生状況はこちらです。
(国立感染症研究所感染症疫学センター 咽頭結膜熱/過去10年間との比較グラフ(週報))
今後夏季を迎えてさらに増加すると考えられるため、その発生動向には注意が必要です。
<詳しい情報>
国立感染症研究所感染症疫学センター
- Q1 咽頭結膜熱とはどのような病気ですか。
- A1
- アデノウイルスの感染により、発熱(38〜39度)、のどの痛み、結膜炎といった症状を来す、小児に多い病気です。
- 飛沫感染あるいは接触感染が主な感染経路です。プールでの接触やタオルの共用により感染することもあるので、プール熱と呼ばれることもありましたが、近年ではタオルの共用が減った等の理由からプール利用における集団感染の報告は見られなくなってきています。
- 通常、6月ころから徐々に流行しはじめ、7〜8月にピークとなります。
- Q2 咽頭結膜熱にかからないためにはどうすればいいのですか。
- A2
- 流行時には、流水とせっけんによる手洗い、うがいをしましょう。
- 感染者との密接な接触は避けましょう(タオルなどは別に使いましょう)。
- Q3 咽頭結膜熱にかかったらどうすればいいのですか。
- A3 咽頭結膜熱は高熱が比較的長く(5日前後)続くことがあります。しかし、特別な治療法はありませんが、ほとんど自然に治ります。吐き気、頭痛の強いとき、せきが激しいときは早めに医療機関に相談してください。