Ministry of Health, Labour and Welfare

English
SARS

重症急性呼吸器症候群(SARS)関連情報

事務連絡
平成15年4月8日




都道府県
政令市
特別区



衛生主管部(局)長 殿
  感染症対策担当課 御中

厚生労働省健康局結核感染症課長



国立病院・療養所等における原因不明の重症急性呼吸
器症候群(SARS)の患者等の受け入れについて



 標記について、別添(写)のとおり、各地方厚生局に対し協力依頼を行いましたので、ご承知おき下さい。





(写)
事務連絡
平成15年4月8日
各地方厚生局 医療課長
四国厚生支局 総務課長

殿
健康局国立病院部
 政策医療課


健康局
 結核感染症課

国立病院・療養所等における原因不明の重症急性
呼吸器症候群(SARS)の患者等の受入について(協力依頼)

 SARSについては、その対応を事務連絡により周知しているところであるが、都道府県から相談を受けた場合には、国立病院・療養所等においては可能な限り、SARS患者及びSARSの可能性のある患者(以下、「SARS患者等」という。)の受入に協力するようお願いいたします。なお、SARS患者等の受入においては、医学的な見地から以下のような取り扱いとし、平成15年4月7日付健感発第0407001号「ハノイ・香港等における原因不明の「重症急性呼吸器症候群」の集団発生に伴う対応について(第7報)」の別紙「重症急性呼吸器症候群(SARS)管理指針」を参考に、院内感染防止対策には十分留意のうえ、対応方よろしくお願いします。

【一般病棟】

病室は個室を原則とする。
病室は陰圧であって、独立した空調設備である方がより望ましい。
陰圧病室がない場合は、手洗い、風呂を備えた個室とする。
個室が不足している場合で、SARSの可能性のある患者と診断された複数の患者を入院させる場合は、独立した空調設備のうえ2人室以上の病室に入院させることができる。

【陰圧病床を有する結核病棟】

結核患者とSARS患者等を、同一病棟内に収容しないこと。(SARS患者等のみの病棟とすること。)
SARS患者等を受入る場合、すでに入院している結核患者を転棟させる際の取扱いは、以下のとおりとする。
すでに入院している結核患者を、他の結核病棟に転棟することが可能であること。
多剤耐性結核患者のうち排菌量の多い結核患者については、個室管理が可能であること。
すでに入院している結核患者が、転棟もできず引き続き入院治療が必要な場合は、SARS患者等の受入は困難であること。
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