平成１４年社会医療診療行為別調査の概況（平成１４年６月審査分）　結果の概要

１　薬剤料の比率

　医科総点数に占める薬剤料の割合は、総数で21.6%、入院12.0%、入院外33.4%となっており、そのうち「投薬」「注射」で使用された薬剤料の割合は、それぞれ18.9%、9.7%､30.2%となっている。

　一般医療、老人医療別にみると、入院、入院外とも老人医療の方が薬剤料の割合は高くなっている。

　歯科総点数に占める薬剤料の割合は、総数で0.9%となっており、薬局調剤総点数に占める薬剤料の割合は、総数で67.8%となっている。（表１４－１）

　また、薬局調剤分を医科、歯科それぞれに合算して求めた薬剤料の割合は、医科総数で26.1%、歯科総数で1.1%となっている（表１４－２）。

表１４－１　一般医療－老人医療、病院－診療所、医科（入院－入院外）－歯科－薬局調剤別にみた薬剤料の比率

（単位：％）

（平成１４年６月審査分）

注：1)	「処方せん料」を算定している明細書及び「投薬」「注射」を包括した診療行為が出現する明細書は除外してある。
２）	薬剤料とは、総点数に占める「投薬」「注射」及びその他の診療行為の中の薬剤点数の割合である。
３）	その他の薬剤料とは、「在宅医療」「検査」「画像診断」「リハビリテーション」「精神科専門療法」「処置」「手術」及び「麻酔」の中で使用された薬剤料である。
４）	入院時食事療養は、費用額算定を点数換算（入院時食事療養÷１０）して総点数に含めている。
５）	（　）内は平成１３年６月審査分

表１４－２　一般医療－老人医療、病院－診療所、医科・調剤〔医科分〕（入院－入院外）－
歯科・調剤〔歯科分〕別にみた薬剤料の比率

（単位：％）

（平成１４年６月審査分）

注：1)	「投薬」「注射」を包括した診療行為が出現する明細書は除外してある。
２）	薬局調剤分（調剤報酬明細書分）は、総点数、薬剤料を医科、歯科それぞれに合算している。
３）	薬局調剤分（調剤報酬明細書分）の内服薬及び外用薬を「投薬」に、注射薬を「注射」に合算している。
４）	その他の薬剤料とは、「在宅医療」「検査」「画像診断」「リハビリテーション」「精神科専門療法」「処置」「手術」及び「麻酔」の中で使用された薬剤料である。
５）	入院時食事療養は、費用額算定を点数換算（入院時食事療養÷１０）して総点数に含めている。
６）	（　）内は平成１３年６月審査分