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集計結果
用語の解説
生存数 | : | 生命表上で一定の出生者人(生命表では、10万人)が、下記の死亡率に従って死亡減少していくと考えた場合、x歳に達するまで生きると期待される者の数をx歳における生存数といい、これをで表す。 | |
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死亡数 | : | x歳における生存数人のうちx+n歳に達しないで死亡すると期待される者の数をx歳以上 x+n歳未満における死亡数といい、これをで表す。特にをx歳における死亡数といい、これをで表す。 | |
生存率 | : | ちょうどx歳に達した者がx+n歳に達するまで生存する確率をx歳以上 x+n歳未満における生存率といい、これをで表す。特にをx歳の生存率といい、これをで表す。 | |
死亡率 | : | ちょうどx歳に達した者がx+n歳に達しないで死亡する確率をx歳以上 x+n歳未満における死亡率といい、これを で表す。特にをx歳の死亡率といい、これをで表す。 | |
死力 | : | x歳における瞬間の死亡率を死力と呼び、で表す。 | |
平均余命 | : | x歳における生存数人について、これらの者がx歳以降に生存する年数の平均をx歳における平均余命といい、これをで表す。 x歳の平均余命は次式により与えられる。 |
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定常人口 | 及び | : | x歳における生存数人について、これらの各々がx歳からx+n歳に達するまでの間に生存する年数の和をx歳以上 x+n歳未満における定常人口といい、これをで表す。即ち、常に一定の出生があって、これらの者が上記の死亡率に従って死亡すると仮定すると究極において一定の人口集団が得られるが、その集団のx歳以上x+n歳未満の人口に相当する。特にをx歳における定常人口といい、これをで表す。更にx歳における生存数人について、これらの各々がx歳以後死亡に至るまでの間に生存する年数の和をx歳以上の定常人口といい、これをで表す。即ち、上記の人口集団のx歳以上の人口に相当する。 、は により与えられる。 |
平均寿命 | : | 0歳における平均余命を平均寿命という。 | |
寿命中位数 | : | 生命表上で、出生者のうちちょうど半数(生命表では、5万人)が生存し、半数が死亡すると期待される年数を寿命中位数という。これは次式を満たすαとして与えられる。 |
利活用事例
1.完全生命表及び簡易生命表(基幹統計)
生命表における「平均寿命」(0歳の平均余命)は、我が国の死亡状況を集約したものであり、保健福祉水準を総合的に示す指標として広く活用されている。
- ○将来推計人口の計算の基礎資料
- ○保健、医療、福祉等の諸施策の基礎資料
- ○国際連合において、「Demographic Yearbook」(人口統計年鑑)を作成するために提供する指標
- ○その他
- (1)審議会
・社会保障審議会
- (2)厚生労働施策
・厚生労働白書
- (3)高齢化対策
内閣府
・高齢化の状況及び高齢社会対策の実施の状況に関する年次報告(高齢社会白書) - (4)少子化対策
内閣府
・少子化白書
- (1)審議会
2.都道府県別生命表及び市区町村別生命表
○各都道府県、各市町村間において、死亡状況を比較する際に欠かせないものであり、各都道府県及び市町村における保健福祉水準を示す総合的指標として、それぞれの各自治体の健康政策等に広く活用されている。