調査日に受診した病院を全体として「満足」していると回答した外来患者は58.0%、「不満」と回答した外来患者は5.4%となっており、病院の種類別にみると、「満足」と回答した外来患者は特定機能病院で63.2%と最も多くなっている（図６）。

項目別に外来患者の満足度をみると、多くの項目で「満足」が「不満」を大きく上回っており、「医師による診療・治療内容」「医師との対話」「看護師、その他の病院職員による看護や対応」は５割を超えているが「待ち時間」と「診療・治療に要した費用」は「不満」が「満足」を上回っている（統計表７）。

また、前回（平成17年）と比べると「医師による診療・治療内容」、「医師との対話」、「医師に診てもらっている時間」の「満足」が上昇している。（図８）

調査日に入院している病院を全体として「満足」していると回答した入院患者は65.9%、「不満」と回答した入院患者は4.7%となっており、病院の種類別にみると、「満足」と回答した入院患者は特定機能病院で73.7%と最も多くなっている（図９）。

項目別に入院患者の満足度をみると、全ての項目で「満足」の割合が高くなっており、「看護師、その他の医療従事者による看護」70.9%、「医師による診療・治療内容」69.9%、「医師との対話」65.3%となっている。「不満」は、「食事の内容」14.7%、「病室・浴室・トイレ」の12.1%で高くなっている（統計表８）。

また、前回（平成17年）と比べると、すべての項目において「満足」が上昇している（図１１）。