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(4) 出生の種類別にみた出生

 出生の種類別に出生数をみると、昭和50年には単産が188万人、複産が2.1万人であった。出生のほとんどは単産であるが、出生数の減少が続くなか、複産の増加傾向がみられ、平成12年は単産の出生が117万人、複産の出生は2.4万人となっている。これは、複産の大部分を占める双子の増加によるものであるが、三つ子も微少であるが増加している。(図21)

図21 出生の種類別にみた出生数 −昭和50〜平成12年−

出生の種類別にみた出生数 −昭和50〜平成12年−の図


 複産における種類別出生割合をみると、双子の出生割合は昭和50年代には98%前後であったが、平成元年以降徐々に減少し、平成6年には94.9%になった。以後また僅かずつ増加している。三つ子以上の割合は、昭和50年の1.5%から平成12年には4.0%となっている。(図22)

図22 複産の種類別にみた出生構成割合 −昭和50〜平成12年−

複産の種類別にみた出生構成割合 −昭和50〜平成12年−の図

 母の年齢階級別に出生の種類別出生構成割合をみると、昭和50年は、どの年齢階級でもほとんどが単産の出生であった。しかし、平成12年には、微増ではあるが複産の割合が増加している。特に30歳以降で増加が大きい。
 複産に占める双子の割合は20歳代、30歳代で減少している。逆に三つ子以上の割合が増加しており、年齢が高くなるほど増加の幅は大きくなっている。(表13,図23)

表13 出生の種類別にみた母の年齢階級別出生数及び出生構成割合 −昭和50・60・平成7・12年−

  実数 百分率(%)
総数 単産 複産 総数 単産 複産
総数 双子 三つ子以上 総数 双子 三つ子以上
  総数
昭和50年 1 901 440 1 880 507 20 933 20 615 318 100.0 98.9 1.1 100.0 98.5 1.5
60   1 431 577 1 413 629 17 948 17 612 336 100.0 98.7 1.3 100.0 98.1 1.9
平成7   1 187 064 1 166 596 20 468 19 475 993 100.0 98.3 1.7 100.0 95.1 4.9
12   1 190 547 1 166 926 23 621 22 687 934 100.0 98.0 2.0 100.0 96.0 4.0
  〜19歳
昭和50年 15 999 15 848 151 144 7 100.0 99.1 0.9 100.0 95.4 4.6
60   17 877 17 710 167 162 5 100.0 99.1 0.9 100.0 97.0 3.0
平成7   16 112 15 937 175 170 5 100.0 98.9 1.1 100.0 97.1 2.9
12   19 772 19 548 224 224 - 100.0 98.9 1.1 100.0 100.0  
  20〜24歳
昭和50年 479 041 474 130 4 911 4 848 63 100.0 99.0 1.0 100.0 98.7 1.3
60   247 341 244 685 2 656 2 621 35 100.0 98.9 1.1 100.0 98.7 1.3
平成7   193 514 191 151 2 363 2 321 42 100.0 98.8 1.2 100.0 98.2 1.8
12   161 361 159 290 2 071 2 031 40 100.0 98.7 1.3 100.0 98.1 1.9
  25〜29歳
昭和50年 1 014 624 1 003 386 11 238 11 069 169 100.0 98.9 1.1 100.0 98.5 1.5
60   682 885 674 370 8 515 8 346 169 100.0 98.8 1.2 100.0 98.0 2.0
平成7   492 714 484 559 8 155 7 788 367 100.0 98.3 1.7 100.0 95.5 4.5
12   470 833 462 488 8 345 8 072 273 100.0 98.2 1.8 100.0 96.7 3.3
  30〜34歳
昭和50年 320 060 316 249 3 811 3 741 70 100.0 98.8 1.2 100.0 98.2 1.8
60   381 466 376 217 5 249 5 137 112 100.0 98.6 1.4 100.0 97.9 2.1
平成7   371 773 364 330 7 443 6 998 445 100.0 98.0 2.0 100.0 94.0 6.0
12   396 901 387 733 9 168 8 718 450 100.0 97.7 2.3 100.0 95.1 4.9
  35〜39歳
昭和50年 62 663 61 929 734 725 9 100.0 98.8 1.2 100.0 98.8 1.2
60   93 501 92 234 1 267 1 252 15 100.0 98.6 1.4 100.0 98.8 1.2
平成7   100 053 97 909 2 144 2 010 134 100.0 97.9 2.1 100.0 93.8 6.3
12   126 409 122 955 3 454 3 283 171 100.0 97.3 2.7 100.0 95.0 5.0
  40歳〜
昭和50年 9 046 8 958 88 88 - 100.0 99.0 1.0 100.0 100.0 -
60   8 469 8 375 94 94 - 100.0 98.9 1.1 100.0 100.0 -
平成7   12 886 12 698 188 188 - 100.0 98.5 1.5 100.0 100.0 -
12   15 250 14 891 359 359 - 100.0 97.6 2.4 100.0 100.0 -

注:総数は、年齢不詳を含む。



図23 母の年齢階級別複産に占める出生構成割合 −昭和50・60・平成7・12年−

母の年齢階級別複産に占める出生構成割合 −昭和50・60・平成7・12年−の図



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