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結果の概要

出生

 母の年齢が15歳以上の出生について、子どもが生まれたときの父母の職業別にみると次のとおりである。

(1)父母の職業別にみた出生
 平成12年度の出生率(人口千対)を父母別にみると、父22.3、母21.4となっている。また、職業による年齢構成の異なる人口集団での出生率を比較するために、その年齢構成の差を取り除いて標準化した標準化出生率は、父25.1、母25.8となっている。
 標準化出生率を父母の職業別にみると、父母ともに「管理職」が最も高く、父80.2、母75.3となっている。


表1−1 父母の職業別出生率・標準化出生率(人口千対) −平成12年度−

職業
出生率 標準化出生率 出生率 標準化出生率
総数 22.3 25.1 21.4 25.8
 就業者総数 30.9 29.5 10.4 9.9
  A 専門・技術職 71.9 24.0 16.6
  B 管理職 19.0 80.2 16.1 75.3
  C 事務職 36.8 32.0 11.4 8.2
  D 販売職 27.2 22.6 5.8 6.0
  E サービス職 44.7 41.6 6.2 7.4
  F 保安職 28.2 26.7 33.8 21.4
  G 農林漁業職 9.1 30.7 3.3 23.2
  H 運輸・通信職 33.0 37.5 10.2 7.8
  I 生産工程・労務職 15.2 14.4 3.3 5.0
 無職 1.3 4.4 31.4 52.9
注:父の職業別出生率は嫡出子を対象とした。
分母人口は、15歳以上の数値を用いている。
「…」については、分母人口との関係から、率を算出するのが適当でない年齢階級があり、標準化出生率を算出していない。


図1−1 父の職業別標準化出生率 −平成12年度−

図
図1−2 母の職業別標準化出生率 −平成12年度−

図

(2)父母の職業別にみた第1子の父母の平均年齢
 平成12年度の第1子の父母の平均年齢は、父30.2歳、母28.1歳となっている。
 父の平均年齢を職業別にみると、「管理職」が35.3歳で最も高く、「生産工程・労務職」が28.6歳で就業者の中で最も低くなっている。
 母の平均年齢を職業別にみると、「管理職」が31.6歳で最も高く、「保安職」が27.5歳で最も低くなっている。


表1−2 父母の職業別第1子の父母の平均年齢 −平成12年度−

職業
 
総数 30.2 28.1
 就業者総数 30.2 29.0
  A 専門・技術職 30.6 29.3
  B 管理職 35.3 31.6
  C 事務職 31.3 29.2
  D 販売職 30.4 28.7
  E サービス職 29.2 28.2
  F 保安職 29.3 27.5
  G 農林漁業職 30.1 28.2
  H 運輸・通信職 29.6 28.4
  I 生産工程・労務職 28.6 27.6
 無職 27.9 27.8
注: 同じ母がこれまでに生んだ出生子の総数について数えた順序が1番目の子のみの父母を対象とした。

図1−3 父の職業別第1子の父の平均年齢 −平成12年度−

図
図1−4 母の職業別第1子の母の平均年齢 −平成12年度−

図

(3)母の職業別にみた出生時の体重
 平成12年度の出生時の平均体重は3.03kgとなっている。
 出生時の平均体重を母の職業別にみると、ほとんど差はみられないものの、なかでは「農林漁業職」が3.08kgで最も重くなっている。
 出生時の体重が2,500g未満の出生数割合を母の職業別にみると、「運輸・通信職」が9.5%で最も多く、「農林漁業職」が7.7%で最も少なくなっている。

表1−3 母の職業別出生時の平均体重及び2,500g未満の出生数割合 −平成12年度−

職業 平均体重 2,500g未満
出生数割合
  kg
総数 3.03 8.7
 就業者総数 3.03 9.0
  A 専門・技術職 3.02 9.1
  B 管理職 3.05 8.7
  C 事務職 3.02 9.0
  D 販売職 3.04 8.9
  E サービス職 3.03 9.1
  F 保安職 3.06 7.9
  G 農林漁業職 3.08 7.7
  H 運輸・通信職 3.02 9.5
  I 生産工程・労務職 3.03 9.2
 無職 3.03 8.6

図1−5 母の職業別出生時の平均体重 −平成12年度−

図

図1−6 母の職業別出生時の体重が2,500g未満の出生数割合− −平成12年度−

図



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