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結果の概要


1 結果の要約


(1) 出生数は減少

 出生数は117万665人で、前年の119万547人より1万9882人減少し、出生率(人口千対)は9.3で、前年の9.5を下回った。
 出生数を母の年齢(5歳階級)別にみると、20歳代後半で大幅に減少している。

(2) 死亡数は増加

 死亡数は97万313人で、前年の96万1653人より8660人増加し、死亡率(人口千対)は7.7で、前年と同率である。
 死因別にみると、死因順位の第1位は悪性新生物、第2位は心疾患、第3位は脳血管疾患となっている。全死亡者に占める割合はそれぞれ、31.0%、15.3%、13.6%であり、死亡者のおよそ3人に1人は悪性新生物で死亡したことになる。

(3) 自然増加数は減少

 出生と死亡の差である自然増加数は20万352人で、前年の22万8894人より2万8542人減少し、自然増加率(人口千対)は1.6で、前年の1.8を下回った。
 死亡数が出生数を上回った県は前年は13県であったが、平成13年は、秋田県(平成5年以降)、山口県(平成4・5・7年以降)、高知県(平成2年以降)、鹿児島県(平成7・9年以降)、山形県(平成9年以降)等、14県となった。

(4) 死産数は減少

 死産数は3万7469胎で、前年の3万8393胎より924胎減少し、死産率(出産(出生+死産)千対)は31.0で、前年の31.2を下回った。

(5) 婚姻件数は増加

 婚姻件数は80万3組で、前年の79万8138組より1865組増加し、婚姻率(人口千対)は6.4で、前年と同率である。
 平均初婚年齢は夫29.0歳、妻27.2歳で、前年より夫・妻とも0.2歳上昇している。
 なお、妻は平成4年以降上昇し続けている。

(6) 離婚件数は増加

 離婚件数は28万5917組で、前年の26万4246組より2万1671組増加し、離婚率(人口千対)は2.27で、前年の2.10を上回り、離婚件数とともに明治32年以降最高となった。


表1 人口動態総覧



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