２　出生

（１）出生数

　平成13年の出生数は117万665人で、前年の119万547人より1万9882人減少した。
　第１次ベビーブーム期（昭和22〜24年）に生まれた女性が出産したことにより、46〜49年には第２次ベビーブームとなり１年間に200万人を超える出生数であった。50年以降は毎年減少し続けていたが、平成４年以降は増加と減少をくりかえしながら、わずかではあるが減少傾向がみられる（図１）。
　出生率（人口千対）は9.3で、前年の9.5を下回った。
　出生数を母の年齢（５歳階級）別にみると、20歳代後半で大幅に減少している（表２）。
　第１子出生時の母の平均年齢は上昇傾向にあり、平成13年は28.2歳である（表３）。

（２）合計特殊出生率

　平成13年の合計特殊出生率は1.33で、前年の1.36を下回った。
　昭和40年代はほぼ2.1台で推移していたが、50年に2.00を下回ってから低下を続け、平成13年は1.33となった。
　年齢階級別に内訳をみると、25〜34歳で前年に比べ低下している。
　なお、35〜39歳は、昭和55年以降毎年上昇を続けている（表４，図２）。
　都道府県別にみると、合計特殊出生率が高いのは沖縄県(1.83)、佐賀県(1.62)、福島県・島根県・宮崎県（1.60）等で、低いのは東京都（1.00）、京都府（1.20）、北海道（1.21）等大都市を含む地域であった（表５,図３）。