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III 結果の概要


地域保健編

1 妊産婦及び乳幼児の一般健康診査の実施状況

 市町村が実施した妊産婦及び乳幼児の一般健康診査を受けた実人員みると、「乳児」が1,840,784人で最も多くなっている。「妊婦」は平成10年度以降、減少傾向となっている。(表1)

表1 市町村が実施した妊産婦及び乳幼児の一般健康診査被受診実人員数

  実人員(人) 指数(平成9年度=100.0)
平成9年度 平成10年度 平成11年度 平成12年度 平成9年度 平成10年度 平成11年度 平成12年度
総数 5 471 586 5 646 906 5 559 595 5 530 388 100.0 103.2 101.6 101.1
妊婦 1 249 874 1 335 366 1 300 899 1 278 897 100.0 106.8 104.1 102.3
産婦 111 721 100 652 89 505 89 832 100.0 90.1 80.1 80.4
乳児 1 823 046 1 882 380 1 833 557 1 840 784 100.0 103.3 100.6 101.0
幼児 1歳6か月児健康診査 1 072 782 1 093 003 1 099 688 1 091 442 100.0 101.9 102.5 101.7
    3歳児健康診査 1 043 343 1 043 761 1 055 579 1 050 717 100.0 100.0 101.2 100.7
    その他 170 820 191 744 180 367 178 716 100.0 112.2 105.6 104.6


2 妊産婦及び乳幼児を対象とした訪問指導の実施状況

 保健所が実施した妊産婦及び乳幼児を対象とした訪問指導を受けた延人員をみると、「産婦」(109,653人)が最も多く、次いで「新生児(未熟児を除く。)」(95,351人)、「幼児」(50,383人)となっている。平成9年度と較べると「妊婦」及び「新生児(未熟児を除く。)」は減少しているが、それ以外の者は増加しており、中でも「産婦」、「乳児(新生児・未熟児を除く。)」及び「幼児」は増加幅が大きい。
 市町村実施分では平成9年度と較べると総数は増加している一方、「妊婦」及び「新生児(未熟児を除く。)」が減少している。(表2)

表2 保健所及び市町村が実施した妊産婦及び乳幼児を対象とした訪問指導の被指導延人員数

  延人員(人) 指数(平成9年度=100.0)
平成9年度 平成10年度 平成11年度 平成12年度 平成9年度 平成10年度 平成11年度 平成12年度
  保健所 保健所
総数 319 806 305 972 319 513 340 937 100.0 95.7 99.9 106.6
妊婦 7 359 5 832 5 609 5 119 100.0 79.2 76.2 69.6
産婦 98 468 95 993 102 663 109 653 100.0 97.5 104.3 111.4
新生児(未熟児を除く。) 98 067 92 233 96 323 95 351 100.0 94.1 98.2 97.2
未熟児 42 934 43 529 43 997 44 152 100.0 101.4 102.5 102.8
乳児(新生児・未熟児を除く。) 28 904 29 086 29 922 36 279 100.0 100.6 103.5 125.5
幼児 44 074 39 299 40 999 50 383 100.0 89.2 93.0 114.3
  市町村 市町村
総数 928 958 943 235 935 734 991 538 100.0 101.5 100.7 106.7
妊婦 47 109 40 675 35 608 34 293 100.0 86.3 75.6 72.8
産婦 294 431 308 065 310 696 328 767 100.0 104.6 105.5 111.7
新生児(未熟児を除く。) 274 520 270 745 259 574 256 684 100.0 98.6 94.6 93.5
未熟児 24 306 25 955 27 558 29 874 100.0 106.8 113.4 122.9
乳児(新生児・未熟児を除く。) 146 335 157 313 157 840 174 177 100.0 107.5 107.9 119.0
幼児 142 257 140 482 144 458 167 743 100.0 98.8 101.5 117.9


3 健康増進指導の実施状況

 保健所が実施した健康増進指導を受けた延人員をみると「栄養指導」及び「休養指導」は減少傾向であるが、「禁煙指導」は増加傾向になっている。
 市町村実施分では「栄養指導」及び「運動指導」が増加傾向となっている。(表3)
 また、「禁煙指導」を受けた者を保健所及び市町村ごとに年齢階級別にみると、保健所実施分では「20歳未満」及び「20歳以上(妊産婦を除く。)」が多い一方、市町村実施分では「妊産婦」が多く「20歳未満」は少ない(図1、図2)。

表3 保健所及び市町村が実施した健康増進指導の被指導延人員数

(単位:人)
  平成9年度 平成10年度 平成11年度 平成12年度
  保健所
総数 2 310 086 2 243 211 2 205 233 2 229 081
栄養指導 1 930 150 1 887 100 1 872 187 1 871 571
運動指導 230 289 202 966 176 368 185 716
休養指導 53 785 44 370 43 997 39 023
禁煙指導 95 862 108 775 112 681 132 771
  市町村
総数 5 851 408 6 202 398 6 457 951 6 523 926
栄養指導 4 844 222 5 117 760 5 325 410 5 406 096
運動指導 717 714 775 239 817 448 826 257
休養指導 155 005 159 751 157 846 140 638
禁煙指導 134 467 149 648 157 247 150 935


図1 年齢階級別にみた保健所が実施した禁煙指導の被指導延人員数

図1 年齢階級別にみた保健所が実施した禁煙指導の被指導延人員数


図2 年齢階級別にみた市町村が実施した禁煙指導の被指導延人員数

図2 年齢階級別にみた市町村が実施した禁煙指導の被指導延人員数


4 精神保健福祉相談等の実施状況

 保健所が実施した精神保健福祉に関する相談等を受けた延人員をみると、「相談」が546,015人で最も多くなっている。市町村実施分では、保健所と同様に「相談」が365,131人で最も多くなっており、平成12年度は平成9年度に較べ「相談」、「デイ・ケア」及び「訪問指導」のすべてが増加している。(表4)

表4 保健所及び市町村が実施した精神保健福祉相談等の被指導延人員数

(単位:人)
  平成9年度 平成10年度 平成11年度 平成12年度
  保健所
総数 1 138 817 1 104 709 1 109 577 1 117 655
相談 537 527 527 374 556 048 546 015
デイ・ケア 365 357 352 870 343 242 351 483
訪問指導 235 933 224 465 210 287 220 157
  市町村
総数 707 230 750 518 747 291 785 117
相談 340 358 333 798 342 252 365 131
デイ・ケア 199 579 215 140 237 067 234 177
訪問指導 167 293 201 580 167 972 185 809


5 難病相談等の実施状況

 保健所が実施した難病に関する相談等を受けた延人員をみると、「相談」が360,488人で最も多くなっている。市町村実施分では、保健所と同様に「相談」が107,990人で最も多くなっている。また、保健所及び市町村実施分ともに平成9年度に較べ「相談」は増加しているが、「機能訓練」及び「訪問指導」は減少している。(表5)

表5 保健所及び市町村が実施した難病相談等の被指導延人員数

(単位:人)
  平成9年度 平成10年度 平成11年度 平成12年度
  保健所
総数 375 568 452 381 445 453 450 097
相談 272 826 343 423 341 408 360 488
機能訓練 19 614 20 939 21 446 17 441
訪問指導 83 128 88 019 82 599 72 168
  市町村
総数 198 069 225 095 221 304 190 534
相談 79 375 98 027 103 182 107 990
機能訓練 56 416 54 735 54 283 37 371
訪問指導 62 278 72 333 63 839 45 173


6 常勤有資格職員の設置状況

 保健所における常勤の有資格職員の配置状況をみると、「保健婦(士)」(7,905人)が最も多く、次いで「薬剤師」(2,585人)、「獣医師」(2,313人)となっている。
  市町村の配置状況をみると、「保健婦(士)」(21,265人)が最も多く、次いで「管理栄養士・栄養士」(2,649人)、「看護婦(士)・准看護婦(士)」(1,991人)となっている。また、時系列でみると市町村における「保健婦(士)」及び「管理栄養士・栄養士」は増加幅が大きい。(表6)

表6 保健所及び市町村別の常勤有資格職員数

(単位:人)
各年度末現在
  平成9年度 平成10年度 平成11年度 平成12年度
  保健所
総数 18 492 18 309 18 369 18 260
医師 1 173 1 132 1 102 1 088
歯科医師 86 82 79 94
獣医師 2 255 2 290 2 327 2 313
薬剤師 2 545 2 570 2 567 2 585
保健婦(士) 7 978 7 859 7 981 7 905
助産婦 63 66 66 65
看護婦(士)・准看護婦(士) 263 265 222 231
理学療法士 41 52 64 71
作業療法士 21 39 45 47
歯科衛生士 356 358 359 357
診療放射線技師・診療エックス線技師 1 051 1 004 966 957
臨床検査技師・衛生検査技師 1 353 1 309 1 329 1 262
管理栄養士・栄養士 1 307 1 283 1 262 1 285
  市町村
総数 28 260 28 977 28 824 30 386
医師 937 929 872 785
歯科医師 118 113 106 106
獣医師 592 625 685 741
薬剤師 748 764 778 786
保健婦(士) 18 794 19 522 19 816 21 265
助産婦 120 101 103 97
看護婦(士)・准看護婦(士) 2 869 2 637 2 023 1 991
理学療法士 243 266 302 278
作業療法士 97 127 133 132
歯科衛生士 578 591 616 609
診療放射線技師・診療エックス線技師 481 470 434 453
臨床検査技師・衛生検査技師 509 505 511 494
管理栄養士・栄養士 2 174 2 327 2 445 2 649


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