ホーム > 統計情報・白書 > 各種統計調査結果 > 厚生労働統計一覧 > 受療行動調査 > 調査の結果
受療行動調査
調査の結果
集計・推計方法
- (1)推計方法
ある属性を持つ患者の比率の推計値は、ある属性を持つ推計患者数と調査対象である推計患者数の比で求める。
:層のある属性を持つ推計患者数が調査対象である推計患者数に占める比率 :層のある属性を持つ推計患者数 :層の調査対象である推計患者数 :層、性、年齢階級のある属性を持つ推計患者数 :層、性、年齢階級の調査対象である推計患者数
層別の推計患者数は、性及び年齢階級についての和である。
ここで、推計患者数は、入院・外来とも層別、性別及び年齢階級別に医療施設静態調査の患者数を補助変量とする比推定により求める。
:層、性、年齢階級のある属性を持つ推計患者数 :層、性、年齢階級のある属性を持つ該当患者数(受療行動調査) :層、性、年齢階級のある調査項目の対象となった客体患者数(受療行動調査) :層、性、年齢階級の受療行動調査標本施設における患者数
(奇数日+偶数日)(患者調査):層の受療行動調査標本施設における患者数(医療施設静態調査) :層の患者数(医療施設静態調査)
注 層化基準は以下のとおりである。
層 1 特定機能病院 2 大病院 3 中病院 4 小病院 5 療養病床を有する病院
したがって、の分散の推計式は次のとおりである。
ここで、ある属性を持つ推計患者数の分散は以下の式により求める。
分散及び共分散の推計式は近似的に次のとおりである。
ただし、
:層の施設数(医療施設静態調査) :層の受療行動調査標本施設数
ここでは施設を表す。
ただし、
同様の推計式で、分散、、共分散を求めることができる。
ある属性を持つ推計患者数と調査対象である推計患者数の共分散は
以下の式により求める。
共分散、の推計式は近似的に次のとおりである。
ただし、
- (2)標準誤差及び標準誤差率
この調査は標本調査であるため、推計値は標本抽出に起因する標本誤差を含む。標本誤差の大きさは調査項目の種類によって異なるが、次の表はそれらを「標準誤差」及び「標準誤差率(推計値の大きさに対する標準誤差の比率)」で示したものである。推計値を中心としてその前後に標準誤差の2倍ずつの幅をとれば、その区間に全数調査から得られる真の値が約95%の確率で存在すると考えてよい。