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2.納付者と未納者


 納付者と未納者とでは、所得分布状況、生命保険・個人年金の加入状況、市町村国保の賦課状況など保険料負担能力の観点からは、両者の間にそれほど大きな差は見られず、納付者となるか未納者となるかは、両者の意識の差によるところが大きいと思われる。

1.加入者の所得等

(1) 所得状況(本人を含む世帯の総所得金額)
○ 所得分布状況を比較すると、納付者と未納者との間にそれほど大きな差はない。

所得状況の図

(2) 生命保険・個人年金の加入状況
○ 生命保険・個人年金の加入状況をみると、加入割合は納付者の方が高いが、未納者でも半分以上が加入している。また、加入者1人あたりの保険料月額については、納付者と未納者との間に大きな違いはない。

生命保険・個人年金の加入状況の表

(3) 市町村国保の保険料状況(平成10年度)
○ 市町村国保の賦課状況は納付者と未納者は同じであるが、未納者は国保の未納割合が高い。

市町村国保の保険料状況の表


2.加入者の意識

(1) 未納者の保険料未納の理由
○ 保険料負担能力の観点からは大きな差が見られないが、未納者の多くは未納の理由として「保険料が高くて、経済的に支払うのが困難」をあげている。

未納者の保険料未納の理由の表

(2) 年齢階級別保険料未納の理由(主要回答)
○ 世代別にみると、30歳台以下の世代で「国民年金をあてにしていない」を理由としてあげる者が多い。

年齢階級別保険料未納の理由の図

(3) 老後の生活設計
○ 老後の生活設計について、納付者と未納者とで大きな差が見られ、未納者は「特に考えていない」と答える者が多く、老後に対する準備の意識が低くなっている。

老後の生活設計の表

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