厚生労働省

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主な用語の定義

「VDT(Visual Display Terminals)機器」
 文字や図形等の情報を表示する出力装置(液晶ディスプレイ、ブラウン管)と入力装置(キーボード、マウス、スキャナー等)で構成される機器のことを指す。
具体的には、パソコン、モバイルなど携帯用情報通信機器、監視用の大型表示パネル、店舗などで使用するハンディーターミナル、POS機器などのディスプレイを有する情報機器をいう。

「VDT作業」
上記の機器を使用して、データの入力・検索・照合等、文章・画像等の作成・編集・修正等、プログラミング、監視等を行う作業をいう。

「照明、採光対策」
 VDT作業のために、室内の明暗の対照が著しくなく、かつ、まぶしさを生じさせないこと、ディスプレイ画面の明るさと周辺の明るさの差をなるべく小さくすること等の有効な措置を講じることをいう。

「まぶしさ(グレア)防止対策」
 VDT作業のために反射防止型のディスプレイの導入を行うこと、照明器具を低い輝度のものに変更すること、又は既存のディスプレイにフィルターを取り付けること等、ディスプレイのまぶしさを防止するための有効な措置を講じることをいう。なお、グレアとは、高輝度の照明器具、窓、壁面や点滅する光源から直接あるいは間接的にディスプレイ画面上に反射して受けるぎらぎらしたまぶしさのことをいう。

「騒音対策」
 使用するVDT機器又はその付属機器からの不快な騒音が発生しないよう低騒音型の機器に変更したり、床にカーペットを敷く等、騒音伝播の防止のための有効な措置を講じることをいう。

「温度、湿度に関する対策」
 空調設備による温度・湿度の調整の他、VDT作業を行う場所に関して、作業を行う者に保温のための衣服を貸与し、着用させるなどして、作業を行う者が暑い、若しくは寒いといった不快を感じない状態に保つことをいう。

「換気対策」
 VDT作業を行う場所での喫煙、暖房用燃焼器具の使用、呼吸等によって、一酸化炭素及び炭酸ガスが発生し、蓄積することのないよう、これらを防止するための有効な措置を講じることをいう。

「VDT健康診断」

 VDT作業従事者の健康管理のために眼科学的検査(視力、近点距離の測定等)や筋骨格系検査(上肢の運動機能、圧痛点検査等)など特別な検査項目が盛り込まれた健康診断をいう。なお、VDT健康診断が単独に実施されていない場合でも、事業所が実施する定期健康診断の項目に眼科学的検査や筋骨格系検査が含まれている場合には、VDT健康診断を実施したものとみなした。

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