6月の主要変更点(概観部分)
一般経済の動向
5月 月例 | 6月 月例 |
景気は、厳しい状況にあるものの、このところ悪化のテンポが緩やかになっている。 ・ 輸出、生産は、下げ止まりつつある。 ・ 企業収益は、極めて大幅に減少している。設備投資は、減少している。 ・ 雇用情勢は、急速に悪化しており、厳しい状況にある。 ・ 個人消費は、緩やかに減少している。 先行きについては、当面、雇用情勢が悪化するなかで、厳しい状況が続くとみられるものの、対外経済環境における改善の動きや 在庫調整圧力の低下、 経済対策の効果が景気を下支えする ことが期待される。一方、生産活動が極めて低い水準にあることなどから、雇用情勢の一層の悪化が懸念される。加えて、世界的な金融危機の影響や世界景気の下振れ懸念など、景気をさらに下押しする リスクが存在することに留意する必要がある。 |
景気は、厳しい状況にあるものの、一部に持ち直しの動きがみられる。 ・ 輸出は、持ち直しの動きがみられる。 生産は、持ち直している。 ・ 企業収益は、極めて大幅に減少している。設備投資は、大幅に減少している。 ・ 雇用情勢は、急速に悪化しており、厳しい状況にある。 ・ 個人消費は、弱い動きとなっているものの、一部に下げ止まりの兆しもみられる。 先行きについては、当面、雇用情勢が悪化するなかで、在庫調整圧力の一層の 低下や 経済対策の効果が景気を下支えすることに加え、対外経済環境が改善することにより、景気は持ち直しに向かう ことが期待される。一方、生産活動が極めて低い水準にあることなどから、雇用情勢の一層の悪化が懸念される。加えて、世界的な金融危機の影響や世界景気の下振れ懸念など、景気を下押しする リスクが存在することに留意する必要がある。 |
個別項目の判断
5月月例 | 6月月例 | |
個人消費 | 緩やかに減少している。 | 弱い動きとなっているものの、一部に下げ止まりの兆しもみられる。 |
設備投資 | 減少している。 | 大幅に減少している。 |
住宅建設 | 減少している。 | 大幅に減少している。 |
輸出 | 下げ止まりつつある。 | 持ち直しの動きがみられる。 |
輸入 | 減少している。 | 緩やかに減少している。 |
生産 | 下げ止まりつつある。 | 持ち直している。 |
倒産件数 | このところ増勢が鈍化している。 | おおむね横ばいとなっている。 |
消費者物価 | 横ばいとなっている。 | 緩やかに下落している。 |
(注)下線部は先月から変更した部分。