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西伯町・会見町の概要

(1) 西伯町の概要 〜湖とさくらと一式飾りのまち さいはく〜
 西伯町は、鳥取県の西の端に位置し、北は山陰の商都米子市に接しています。東西8km、南北17km、面積83.08k平方メートルです。標高は20〜350mで、森林面積が79%を占め、宅地は1.7%と極めて少ない典型的な農山村であります。人口8,130人、高齢化率27.8%、4人に1人が高齢者の町です。(平成16年5月31日)
 江戸時代から伝わる伝統行事の「一式飾り」は漆器や陶器等の一式を材料にその時代を反映した作品を展示し全国でも珍しい民衆芸術として町民はもとより、多くの方に親しまれています。また、孔版画の創作家として有名な板祐生は、多くの作品と郷土玩具等のコレクションを残し、それを町が譲り受け財産として「祐生出会いの館」に展示・保存しています。
 一方、若者定住対策として、企業誘致にも力をいれ雇用の確保にも取り組んでいます。町には、主な保健・医療・福祉施設として町立西伯病院、県立と社会福祉法人の知的障害者更生施設があります。他にも内科3院、歯科1院の開業医があります。
 平成9年4月に完成した国民健康保険健康管理センター「すこやか」には、健康福祉課、基幹型在宅介護支援センターを置き総合窓口として機能をはたしています。
 また、平成11年4月にオープンした総合福祉センター「しあわせ」は福祉の拠点として多くの町民の皆さんに利用されています。
 平成15年3月には、厚生労働省から認定を受けた公共事業としては、全国初となる全室個室で小規模生活単位型(ユニットケア)の特別養護老人ホーム「ゆうらく」が竣工しました。「ゆうらく」では、在宅での暮らしに近いケアや一人ずつの生活を尊重した個別ケアが行える個室を提供し、入所者の自立生活支援を目的として、少人数単位で、家庭的な環境の中で介護を行っています。

(2) 会見町の概要 〜緑と神話と富有の里 あいみ〜
 会見町は、鳥取県の西端に位置し、東は岸本町、西は西伯町、南は日郡郡溝口町、北は米子市に接しています。東西約7.5km、南北6.5kmの楕円形を成しており、東は越敷山、高塚山、栗津山、西は要害山と200〜300mの山脈に囲まれて盆地状になっています。北は平坦な水田地帯となっています。
 人口4,134人、高齢化率25.6%と4人に1人が高齢者の町です。
 遠くは、縄文時代より人々が住み、山陰で最大級の「殿山古墳」や国指定重要文化財などの多くの遺跡や史跡が残されています。また、「古事記神話」にある八十神から恨みをかった大国主命が、八十神が「猪」に似せて転がした焼け石を抱いて落命したが、キサガイ比売(赤貝)とウムギ比売(はまぐり)の力で行き返ったという「赤猪岩神話」の舞台でもあり、歴史とロマンが現代にも伝えられています。
 農業が町の主要な産業となっており、より魅力ある農業を求め生産基盤の整備や農道の整備を促進して、安定した経営を目指し、中核農家の育成に努めています。特産物のひとつに「富有柿」(ふゆうがき)があり毎年11月頃には、赤く実った「富有柿」が関西方面などに出荷されます。また、毎年11月23日には、この町特産の富有柿の種を吹き飛ばす「全国柿の種吹きとばし大会」が開催されます。優勝者にはハワイ旅行が贈られることから、県内外から運と肺活量に自信のある多くの参加者で賑わいます。
 平成11年の4月には、日本有数の規模を誇る「とっとり花回廊」(県立フラワーパーク)が開園しました。伯耆富士の名で親しまれている秀峰大山を背にし、1週1kmの展望回廊をはじめ、四季折々の花が楽しめるフラワーゾーンや花や木々の間をゆっくりと散策できる憩ゾーンなど、約80haの自然の中でゆっくりとした時間が送れます。

(3)人口と世帯数(平成16年5月31日)

区分 西伯町 会見町 区分 西伯町 会見町
人口 8,130人 4,134人 世帯数 2,520世帯 1149世帯
65歳以上 2,263人 1,057人 高齢化率 27.8% 25.6%
65歳〜75歳未満 1,137人 572人 前期高齢化率 14.0% 13.8%
75歳以上 1,126人 525人 後期高齢化率 13.8% 12.7%

人口の推移(住民基本台帳人口)
区分 昭和50年 昭和60年 平成2年 平成7年 平成12年
西伯町 人口 7,750人 8,702人 8,610人 8,366人 8,245人
指数 100.0% 112.2% 111.1% 107.9% 106.3%
会見町 人口 4,013人 4,152人 4,164人 3,979人 4,044人
指数 100.0% 103.5% 103.8% 99.2% 100.7%


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