一口タイプのこんにゃく入りゼリーの事故防止対策について
平成19年 9月 26日 全国こんにゃく協同組合連合会 全国菓子工業組合連合会 全日本菓子協会 |
1 対策の対象
一口タイプのこんにゃく入りゼリーを今回の対策の対象とする。
具体的には、ミニカップタイプのこんにゃく入りゼリーと袋物等の一口タイプのこんにゃく入りゼリーを対象とする。
2 統一マークの制定と袋表面への表示
(1)統一マークは、こんにゃく入りゼリーがお子様と高齢者の方には不適であること(食べてはいけないこと)が一目で分かるような警告表示としての位置付けとする。
合わせて趣旨を徹底するためマークと一緒に「お子様や高齢者の方はたべないでください」という文をセットで表示することとする。
(2)大きさは、一目で分かるように最短径を20mm以上とする。
(3)囲み及び×印は赤色、中は白地に、黒で子供と高齢者の顔を入れる。
(図柄 別紙)
(4)袋おもて面への表示箇所は右下とする。
3 袋のおもて面へのこんにゃく入りゼリーの表示
一般のゼリー菓子と異なることが一目で分かるように袋のおもて面に「こんにゃく入りゼリー」と表示することとするが、商品名、活字の大きさ等がまちまちであるので、1の統一マークの中に「こんにゃく入りゼリー」という表示を入れ込むこととする。(統一マークがこんにゃく入りゼリーのマークであることを明確にする。)
4 袋裏面への表示の徹底
(1)袋裏面には、次の内容の事項を必ず表示する。
[1] お子様や高齢者の方は、のどに詰まるおそれがありますので、食べないでください。
[2] 万が一、のどに詰まった場合には、膝の上にうつぶせにして背中をたたくか、または、にぎりこぶしをみぞおちに当てて押し上げ、吐き出させてください。
[3] お子様の手の届かないところに保管してください。
(2)表示の仕方
警告表示として位置付け、赤線で囲んだ枠の白地の中に赤字で表示することとする。なお、赤の囲みの上部には、線上又は囲みを作って「警告」という表現を10ポイント以上で入れる。
(3)字の大きさ
袋の面積の制約等もあるので、赤線で囲んだ枠の白地の中に赤字で表示することを前提として、8ポイント以上の大きさとする。
5 取組みの継続性の確保
各メーカーにおける以上の取組みが継続して行われるように、一定期間ごとに調査等を行い、取り組み状況のフォローを行うこととする。
6 その他
(1)袋の絵柄については、お子様と高齢者の方には不向きな商品であることを前提に、お子様向けと判断できるようなものは避けるように配慮することとする。
(2)個々のカップへの表示については、面積が小さい等の物理的な制約もあるので、各メーカーの判断で極力工夫して注意内容の趣旨を表示することとする。
(3)売り場については、お子様と高齢者の方には不向きな商品であることを前提に、各メーカーから小売業に対してお子様向けのお菓子(幼児用ビスケット、ウエハー、玩具菓子など)の傍に置かないようにお願いすることとする。
(4)関係企業及び関係団体がこんにゃく入りゼリーの事故情報を入手した場合には、速やかに対策会議事務局に報告することとし、対策会議は行政部局とも連絡を取りながら状況の分析及び対策について検討することとする。
7 対策の実施時期
本年10月から開始し、平成20年1月末までに全ての切替えを完了する。
警告マーク |
本マークは、3団体が使用し、推奨するマークです。こんにゃく入りゼリーを製造、販売、輸入される企業の方はお使いください(無償)。
なお、使用される場合には、所定の使用願いを提出していただく必要がありますので、次のところにお問合せください。
<問合せ先> 全国こんにゃく協同組合連合会 東京都千代田区神田多町2―11―5 電 話03−3256−0903 FAX03−3256−0919 全国菓子工業組合連合会 東京都港区南青山5−12−4 電 話03−3400−8901 FAX03−3407−5486 全日本菓子協会 東京都港区新橋6−9−5JBビル 電 話03−3431−3115 FAX03−3432−1660 |