都 道 府 県 |
政 令 市 |
中 核 市 |
計 |
内容 特徴的な意見・感想(抜粋) |
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2 |
2 |
26 |
これからの施設サービスの在り方について理解できた。 |
- 今後施設がどのような点を改善し利用者主体の処遇や質の高い指導・訓練の提供をしていかなければならないのかの目安となると考える。
- 人権への配慮について、分かり易く、役に立った。
- 共通評価基準があることで、利用者の人権が守られ、利用者主体の質の高いサービスが受けられると考えられる。
- 社会福祉基礎構造改革で整備しなければならない施設運営のポイントが網羅されている。(知的)
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34 |
9 |
16 |
59 |
施設の現状を再認識でき、改善点や課題が把握できた。 |
- 施設や各人の取り組みについて考える良い機会となった。問題点について改善を図っていきたい。(知的更生入所)
- 施設の長所、短所を知ることができた。
- 日常の業務に追われ、利用者主体という本来の観点から乖離している現状を再認識させられた。
- 職員間でも評価の価値観が異なるという実態が分かった。
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10 |
3 |
7 |
20 |
分かり易く、適切な評価基準である。 |
- 現状に即した施設のサービス提供の実証を行う上で、有効と考える。
- 細部にわたって細かく考えられた基準で、多岐にわたる項目について考える必要があることに気づいた。
- 項目設定が細かく有意義であった。
- サービスの質を高める上でよるべき基準として参考となる。
- 小項目毎の着眼点一つ一つに対し、施設としてどのように取り組んでいるかを見るためには、とても良い。
- 評価は自己の意識向上のために、大変良い試みである。
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18 |
5 |
9 |
32 |
職員間の共通理解につながった。 |
- 職員の間で話し合いを持つプロセスは有意義であった。
- 評価者の意見が分かれた項目も多数あり、共通意識の確認や細部あるは専門性の高い部分に改善が必要と感じることができた。
- 評価基準の求めていることの大切さは全員確認できた。
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20 |
6 |
16 |
42 |
今後の検討課題が明かになった。 |
- 積極的な情報提供ができる体制整備が必要である。
- 利用者の基本的人権について改めて見直すことが必要であると思った。
- 地域交流への参加意識を認識。
- 職員全員で評価したことにより、利用者主体のサービスの徹底、サービスに対する職員の意識変化が現れることを期待してる。
- すべてを一気に改善することは難しいが、可能なことから始めていく必要性を感じた。(知的障害関係施設)
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8 |
0 |
0 |
8 |
利用者、家族を交えての総合的な評価が必要。 |
- 評価に本人や保護者の意見を十分反映することが大切
- 知的障害関係施設では、家族とのつながりも大きいことから、家族等関係者の満足度も基準の中で考慮すべきとの意見があった。
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6 |
0 |
2 |
8 |
ABC評価の意味が分かりづらい。 |
- ABCの区分の意味が不明、着眼点で評価しているので不要ではないか
- 3段階での評価では曖昧な感じがある。
- ABCよりももう少し細かく分けた方が良いと感じた。
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12 |
1 |
1 |
14 |
施設のランク付けに繋がることに対する不安。 |
- 施設の優劣のランク付けにならないかと危惧する。
- 点数化により、点数が一人歩きし、施設がランク付けされる危険性がある。
- 評価がオールAの施設とはどんな施設だろうか。
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2 |
0 |
2 |
4 |
この評価がどのように利用されるのか評価が一人歩きすることを危惧する。 |
2 |
0 |
2 |
4 |
施設運営の透明性の確保、施設間の競争原理を働かせ福祉サービスの向上につなげるために評価結果の公表が必要。 |
- 厚生省のホームページで主な意見の公表をしてほしい。
- Aランクの上乗せ人員配置などがあっても良い
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17 |
2 |
2 |
21 |
施設の独自の取り組みや個性が評価に表れにくいとする意見 |
- 評価基準上に施設の独自の取り組みや個性が評価に表れにくいため、個性を大切にする施設がなくなるといった危惧がある。
- 施設がなくなるといった危惧がある。
- 施設の独自性が問われていない。
- 施設の独自性を表現する特記事項欄はどのように評価として扱うのか
- 着眼点に施設独自のものを挿入できるような自由記述がほしい。
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18 |
1 |
4 |
23 |
職種・職員によって、評価に違いが生じる。 |
- 評価する職員の年齢や担当部所でばらつきが多く表れた。
- 施設長の評価と職員の評価に大きなずれがあった。(施設長の評価には希望的観測が含まれ判断が甘い。)
- 評価者により価値観、認識、評価程度が大きく異なる。(児童)
- 評価の尺度が明確でないため、回答者によるバラツキが生じた。
- 調理部門や事務部門の職員は回答困難な項目があった。部門別のチェック項目があればよい。
- 自己評価は評価が甘くなってしまう傾向がある。
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3 |
1 |
3 |
7 |
評価にかなりの時間と労力を要した。 |
- ただし、これとは別に、「評価がやりやすく、短時間で処理できる。(身体障害関係施設)」との意見が1件あった。
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5 |
0 |
1 |
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項目が多すぎて実施に負担感がある。 |
3 |
1 |
0 |
4 |
評価結果整理表等記入の仕方が分かりにくかった。 |
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4 |
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その他、共通評価基準に対する消極的あるいは批判的な意見 |
- 共通評価基準は分かりづらく、不適切である。
- 施設は集団対応であり、管理運営上、個別対応には無理がある。
- 地域との連携の項目は郊外と市街地の施設で差が出る。
- 法人・施設・個人で評価の基準が異なるなど難しい項目が多い。
- 評価結果整理表の記載について、非該当などとの関係で複雑となり、簡易な方法が良い。
- 本来福祉とは人と人の手のぬくもりであり、人間関係で成り立っている。それを画一的に点数化し、コンピュータなどで診断することは無理がある。この評価基準はあくまでも事務的、機械的である。
- エンパワメントの理念も分かるが、生育歴から見て、まだしつけが必要である部分を多く持っている障害者については、配慮してほしかった。
- 利用者の人権もあるが同時に職員の人権もあるのではないか。
- 理想と現実のギャップがあり、理想面で評価されても現実に働くものとしては対応できない。
- 基準項目に問題はないが、実態にそぐわないところも散見される。
- 日本の福祉の実情を踏まえ、少しずつ全体がレベルアップするような基準がほしい。
- 施設で実践している質的なものの評価には限界がある。
- 利用希望者への活用という面からは、内容が分かりづらい。
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都 道 府 県 |
政 令 市 |
中 核 市 |
計 |
内容 特徴的な意見・感想(抜粋) |
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36 |
マニュアルや作業手順の必要性を痛感した。 |
- マニュアル化によりサービスに対する職員の意思統一(サービスの均質化)を図ることが重要であり、共通評価基準は新しいサービスのあり方へのヒントがある。
- マニュアルの未整備な施設が多く、今回の評価により作成のきっかけになった。
- マニュアル化する一方で、施設の独自性を失わないようなサービスマニュアルも確立しなければならないと痛感した。
- 文書による記録を残すことがサービスの透明性・信頼性につながると思う。
- 福祉サービスが個々の経験や力量によるものではなく、組織として安定して高いレベルで供給させるためにもマニュアルは必要。
- 共通評価基準は、誰でもがどの利用者にも同じようなサービスの提供をするためのガイドマップであり、マニュアルはそれを実行する指針になることが分かった。
- 施設内の既存マニュアル見直しに役立った。
- 指針やマニュアルの見直し改善を常に念頭に置かないと、ニーズに合わないサービスを提供し続けることになりかねない。
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13 |
4 |
4 |
21 |
マニュアル作成を検討していく。 |
- 現場にあったマニュアルを作る必要があると感じた。
- 文書の整理、マニュアル化の整備が急務であると感じた。
- マニュアル化は漸次整備していきたい。
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3 |
0 |
2 |
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マニュアル化が必要という意見とマニュアル化が難しいという意見に別れる。 |
- 規定やマニュアルで職員の行動を定める必要性を痛感するが、逆にマニュアル化により柔軟な対応や温かなサポートが失われるのではとの不安がある。
- 知的障害など様々な特性を持つ利用者に対してマニュアル化は難しい。しかし標準的なマニュアル化を感じている施設もある。(知的)
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2 |
5 |
26 |
マニュアル等文書化の有無を評価で問うことに対する否定的意見 |
- 施設の評価がマニュアルの有無に偏ることはないか。
- マニュアルは文章化された手引きであるが、共通認識を持っていることをマニュアルとして捉えることができないか。
- マニュアルの有無についての設問が多く、その記載内容、援助方法、援助実施方法は問われないのか。
- 対人業務は、直接的な援助が必要と考えられるので、文章化するとそのことに時間とエネルギーをとられてかえって利用者が見えにくくなる。
- やっていてもマニュアル化しておらず、施設のレベルが低いのかと落胆した。
- 文書化について、直接処遇職員が書類作成、整理に時間を削ることには相当の無理がある。
- マニュアルがあれば高い評価となるため、実態とかけ離れている場合もあるのではないか。
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9 |
4 |
1 |
14 |
マニュアル化の弊害が懸念される。 |
- マニュアル化は画一化した施設作りとならないか。
- マニュアル化された中に真の信頼関係が生まれるか疑問である。
- 人を相手とするサービスであり、マニュアル通りに行くだろうか。(知的)
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5 |
9 |
31 |
すべてにマニュアルが必要なのか疑問である。 |
- マニュアル作成の設問が多いが、全て作成するのは膨大な仕事量になってしまう。(現場のことも考えてほしい)
- マニュアル化だけでなく、話し合いで十分補える項目があると思う。
- マニュアル化すべきものと不必要なものを判断する必要がある。
- 実際には全てのマニュアル化は困難であろう。
- 口頭などで確認できているもののマニュアルが必要なのかという疑問がある。
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2 |
4 |
12 |
個々のケースに柔軟に対応していくことはマニュアル化が難しい。 |
- 利用者との接し方などマニュアルに適さない項目がある。(3施設)
- 本人の自己決定の支援などは、マニュアル化よりもむしろ小さなサインなどを見逃さない感性を磨くことが大切である。
- 知的障害の場合個別支援方法が必要であり、マニュアル化が難しい。
- 自閉症および自閉症傾向の重度者を抱える施設ではマニュアル化は必ずしも質の高いサービスに繋がらないと考える。
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0 |
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14 |
国又は団体等でマニュアルのモデルを示すといったマニュアル作りの支援がほしい。 |
- 今後、規約、マニュアル等どの程度まで作成すれば良いか、施設内だけの協議だけではなく、国、県などでも指導してほしい。
- 行政に、研修やマニュアル作りのための支援をしてもらいたい。
- マニュアルの事例集などを提示してほしい。
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