公開
平成22年6月29日
「介護職員等によるたんの吸引等の実施のための制度の在り方に関する検討会」
(第1回)の開催について
これまで、当面のやむを得ず必要な措置(実質的違法性阻却)として、在宅・特別養護老人ホーム・特別支援学校において、介護職員等がたんの吸引・経管栄養のうちの一定の行為を実施することを運用によって認められてきました。
しかしながら、こうした運用による対応については、そもそも法律において位置づけるべきではないか、グループホーム・有料老人ホームや障害者施設等においては対応できていないのではないか、在宅でもホームヘルパーの業務として位置づけるべきではないか等の課題が指摘されています。
こうしたことから、たんの吸引等が必要な者に対して、必要なケアをより安全に提供するため、介護職員等によるたんの吸引等の実施のための法制度の在り方等について検討を行うこととし、下記のとおり「介護職員等によるたんの吸引等の実施のための制度の在り方に関する検討会」(第1回)を開催いたしますのでお知らせします。
傍聴を希望される方は、「5 傍聴要領」によりお申し込みください。
記
1 開催日時:
平成22年7月5日(月)16:00〜18:00(予定)
2 場所:
東海大学校友会館
(住所)東京都千代田区霞が関3−2−5 霞が関ビル35階
3 内容:
現状と課題、自由討議
4 開催要綱:
別添1のとおり。
5 傍聴要領
○別添2を参照の上、FAXにて事務局までお申し込み下さい。
○電話による申込みは、受け付けておりません。
○申込みに当たっては、1枚(1通)につき一人ずつとして下さい。
○傍聴申込みの締切りは、7月1日(木)15:00です。
○申込み多数の場合は抽選を行い、その結果傍聴できない場合もありますのでご了承下さい。抽選の結果、傍聴券が当たった方には7月2日(金)中にFAXで傍聴券を送付いたします。会議当日は、この傍聴券を必ず受付に提示して下さい。
なお、抽選に漏れた方に対しては、特段通知いたしませんのでご了承下さい。
○車椅子で傍聴を希望される方は、その旨お書き添え下さい。また、介助者がいる場合は、その方の氏名等も併せてお書き下さい。
○傍聴に当たっては、別添2の2「傍聴される方への注意事項」を遵守して下さい。
○カメラ等の撮影については、冒頭のみ可とします。
厚生労働省老健局振興課人材研修係
電話:03(5253)1111
(内線)3936
FAX:03(3503)7894
別添1
「介護職員等によるたんの吸引等の実施のための制度の
在り方に関する検討会」開催要綱
1.趣旨
これまで、当面のやむを得ず必要な措置(実質的違法性阻却)として、在宅・特別養護老人ホーム・特別支援学校において、介護職員等がたんの吸引・経管栄養のうちの一定の行為を実施することを運用によって認めてきた。
しかしながら、こうした運用による対応については、そもそも法律において位置づけるべきではないか、グループホーム・有料老人ホームや障害者施設等においては対応できていないのではないか、在宅でもホームヘルパーの業務として位置づけるべきではないか等の課題が指摘されている。
こうしたことから、たんの吸引等が必要な者に対して、必要なケアをより安全に提供するため、介護職員等によるたんの吸引等の実施のための法制度の在り方等について、検討を行う。
2.検討課題
(1)介護職員等によるたんの吸引等の実施のための法制度の在り方
(2)たんの吸引等の適切な実施のために必要な研修の在り方
(3)試行的に行う場合の事業の在り方
3.構成員
本検討会の構成員は、別紙のとおりとする。
ただし、必要に応じ、関係者の出席を求めることができる。
4.検討スケジュール(案)
・夏頃を目途に、法制度や研修の在り方についての中間的な整理を行うとともに、試行事業を行う場合のスキーム・実施方法について整理する。
・試行事業の実施・検証を踏まえ、年度内を目途に制度の在り方についてのとりまとめを行う。
5.検討会の運営
(1)本検討会は、厚生労働大臣が関係者の参集を求め、開催する。
(2)本検討会の庶務は、医政局、社会・援護局、障害保健福祉部の協力の下、老健局が行う。
(3)本検討会の議事は公開とする。
(別紙)
「介護職員等によるたんの吸引等の実施のための制度の
在り方に関する検討会」構成員名簿
(敬称略 五十音順)
岩城 節子 | 社会福祉法人全国重症心身障害児(者)を守る会評議員 | |
因 利恵 | 日本ホームヘルパー協会会長 | |
内田 千恵子 | 日本介護福祉士会副会長 | |
大島 伸一 | 独立行政法人国立長寿医療研究センター総長 | |
太田 秀樹 | 医療法人アスムス理事長 | |
川崎 千鶴子 | 特別養護老人ホームみずべの苑 施設長 | |
河原 四良 | UIゼンセン同盟日本介護クラフトユニオン会長 | |
川村 佐和子 | 聖隷クリストファー大学教授 | |
黒岩 祐治 | ジャーナリスト、国際医療福祉大学大学院教授 | |
齋藤 訓子 | 日本看護協会常任理事 | |
島崎 謙治 | 政策研究大学院大学教授 | |
白江 浩 | 全国身体障害者施設協議会副会長 | |
中尾 辰代 | 全国ホームヘルパー協議会会長 | |
橋本 操 | NPO法人さくら会理事長・日本ALS協会副会長 | |
平林 勝政 | 國學院大學法科大学院長 | |
桝田 和平 | 全国老人福祉施設協議会介護保険委員会委員長 | |
三上 裕司 | 日本医師会常任理事 | |
三室 秀雄 | 東京都立光明特別支援学校校長 |
別添2
傍聴について
1 傍聴申込みについて
(1)あて先:厚生労働省老健局振興課
FAX番号:03−3503−7894
(2)記載事項
○表題:
「介護職員等によるたんの吸引等の実施のための制度の在り方に関する検討会(第1回)傍聴希望」
○記載事項:
氏名、勤務先(所属団体)・連絡先住所・電話番号・FAX番号
介助者がいる場合は、介助者の人数及び氏名
2 傍聴される方への注意事項
会議の傍聴に当たり、次の事項を遵守して下さい。
これらをお守りいただけない場合は、退場していただくことがあります。
(1)事務局の指定した場所以外の場所に立ち入ることはできません。
(2)携帯電話等は、電源を切るか音が鳴らないようマナーモードに設定して下さい。
(3)写真撮影やビデオカメラ、テープレコーダー等の使用は、事務局の指示に従って下さい。
(4)静粛を旨とし、会議の議事進行の妨害になるような行為は慎んで下さい。
(5)説明等に対し賛否を表明し、又は拍手をすることはできません。
(6)傍聴中、新聞又は書籍の類を閲覧することはご遠慮下さい。
(7)傍聴中、飲食及び喫煙はご遠慮下さい。
(8)傍聴中の入退室はやむを得ない場合を除き慎んで下さい。
(9)銃器その他の危険なものを持っている方、酒気を帯びている方、その他秩序を乱す恐れがあると認められる方の傍聴はお断りいたします。
(10)その他、事務局職員の指示に従うようお願いします。