厚生労働省

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第2回 縦断調査の充実に関する検討会 議事要旨(未定稿)

1 日時

平成21年4月28日(火)10:00〜12:00

2 場所

中央合同庁舎第5号館21階11号室(厚生労働省統計情報部会議室)

3 出席者

廣松委員(座長)、阿藤委員、今田委員、柏女委員、津谷委員、
事務局(高原統計情報部長、内野企画課長、篠原社会統計課長、山口縦断調査室長 他)

4 議事要旨

事務局より配布資料の説明後、資料2・3を中心に議論を行った。主な意見は下記の通り。

[21世紀成年者縦断調査について]

1 調査客体の加齢・脱落

・30歳からの20年間はワークライフバランスの観点からも重要な時期である。

・回収率についてはこれ以上下げないように努力していくことが必要。今後10年といわず、それ以上続けてほしい。

2 調査客体の抽出方法

・国勢調査を使ってはどうかという意見も出たが、不都合がなければ現行調査と同様に、国民生活基礎調査の大規模調査年における調査地区からの抽出とした方がよい。

3 調査方法

・郵送にすると格段に回収率が下がるので、現在の方法がよい。

・新旧標本同士の比較もできるように、同じ方法にするべき。

4 調査単位

・調査客体個人の意識を聞けるという特徴があるので、現行通り個人単位とするべき。

5 新たな標本追加等の是非

・既存調査を継続する意義はある。

・平成22年は国民生活基礎調査の大規模調査実施年なので、客体を追加する場合、最も早い時期だと平成23年となり、現在の標本での第10回目の調査時が妥当である。

・調査対象や客体数については平成23年まで時間があるので、引き続き議論を重ねて決めていく。

[21世紀出生児縦断調査について]

1 現在のコーホートの評価と調査客体の追加方法

・現在のコーホートの客体数については回収率も70%なので表章に耐えうると思う。

・教育や子供の成長履歴といった関係を考えると、引き続き調査を実施するべきであり、これからの時期が重要である。

・現在のコーホートに客体を追加せず、新たなコーホートを立ち上げ追加することとする。

2 新たなコーホートの立ち上げの必要性

・追加する必要性については、政策的なタイミングからいっても必要である。

・現在のコーホートとの背景の相違点としては、時代背景の違いが色濃く出ると思う。

・項目については、比較ができなくなるので変えない方がよい。

3 新たなコーホートの設定

・追加の時期については、12年後の平成25年に行うのが現実的である。

・出生届から抜き出すということであれば抽出の手間はかからないので、平成22年もあり得る。

・規模については精度に関わるので、現在のコーホートと同じくらいの方がいい。

次回では、今回までに議論していただいた内容をとりまとめ、「中間まとめ」のスケルトンを提示したい。

(以上)

【照会先】

厚生労働省大臣官房統計情報部

社会統計課縦断調査室  松岡、佐藤

電話(代表)03-5253-1111 (内線)7474


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