厚生労働省

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厚生労働省発表
平成20年11月26日




厚生労働省労働基準局安全衛生部

化学物質対策課長榎本  克哉

化学物質対策課企画官篠崎  典良

電話03-5253-1111(内線5510)

夜間直通03-3502-6756

ヒトに対する有害性が明らかでない化学物質に対する労働者ばく露の予防的対策に関する検討会(ナノマテリアルについて)報告書について

家電・電気電子製品、化粧品、塗料・インク等に多く使用されているナノマテリアルについては、従来の材料にはない優れた性質を有する新素材が得られる可能性が高く、今後更に様々な用途に使用されていくことが予想されますが、人の健康に及ぼす影響については調査研究がなされているものの未だ十分に解明されていないところです。

厚生労働省では本年3月より「ヒトに対する有害性が明らかでない化学物質に対する労働者ばく露の予防的対策に関する検討会」(座長:福島昭治 中央労働災害防止協会・日本バイオアッセイ研究センター所長)を開催し、ナノマテリアルのばく露防止対策について検討を行ってきましたが、今般、本検討会の報告書(PDF:471KB)が取りまとめられましたので公表します。

厚生労働省では、ナノマテリアルの製造・取扱い等に従事する労働者の健康障害を未然に防止する観点から、当面のばく露防止の予防的対策として、平成20年2月7日に労働基準局長通知「ナノマテリアル製造・取扱い作業現場における当面のばく露防止のための予防的対応について」(以下「通知」という。)を発出し、その周知に努めているところですが、労働現場におけるナノマテリアル対策の実効を上げるためには、作業現場の実態を踏まえたより具体的な管理方法を示すとともに、ばく露防止対策上の現状と課題についても検討していく必要があることから、本検討会を平成20年3月3日より9回にわたり開催し、検討を行ってきたものです。

本報告書(PDF:471KB)のポイントは、労働現場におけるナノマテリアルのより具体的な管理方法を示したことであり、その内容及び検討会の参集者等については別紙1(PDF:171KB)のとおりであります。今後、厚生労働省では本報告書(PDF:471KB)に基づき、通知の見直しを行うとともに更なる研究・検討課題となった項目について、引き続き調査研究等を行い、必要な対策を講じていくこととしております。

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