(4)閉じこもり予防に関する概要

 ○要介護度の改善について
要介護度一次判定については、統計学的に有意な改善が認められた。

 ○生活機能等に関する項目の改善について
外出頻度の項目については、統計学的に有意な改善が認められた。

 ○要介護度別の改善について
要支援及び要介護1については、要介護度一次判定において、統計学的に有意な改善が認められた。



<参考:閉じこもり予防の分析結果>


表4 閉じこもり予防【全数】
項目 合計(人) 参加前後の測定値の比較 「改善」「維持」「悪化」の傾向
事業参加前
の測定値
事業参加後
の測定値
統計的有意差
の有無
改善した者の
割合(%)
維持した者
の割合(%)
悪化した者
の割合(%)
<要介護認定項目>
要介護度一次判定 102 - - 36.3% 58.8% 4.9%
第1群(麻痺拘縮) 100 78.29 82.36 34.0% 54.0% 12.0%
第2群(移動) 100 74.38 79.61 39.0% 44.0% 17.0%
第3群(複雑動作) 100 49.44 61.16 41.0% 56.0% 3.0%
第4群(特別介護) 100 94.93 96.54   23.0% 68.0% 9.0%
第5群(身の回り) 100 90.70 91.10   29.0% 53.0% 18.0%
第6群(意思疎通) 100 91.28 92.21   22.0% 62.0% 16.0%
第7群(問題行動) 100 97.85 97.30   19.0% 61.0% 20.0%
<生活機能等に関する項目>
外出頻度 106 - - 39.6% 50.0% 10.4%
日中主に過ごす場所 108 - -   14.8% 72.2% 13.0%
「日中主に過ごす場所」は、A=自宅外、B=敷地内、C=自宅内、D=自分の部屋で回答を得、過ごす範囲が広がれば改善とした。
(「統計的有意差の有無」において、*は有意な変化があった項目を示す。)


表4−1−1 閉じこもり予防(要介護度別)【要支援】
項目 合計(人) 参加前後の測定値の比較 「改善」「維持」「悪化」の傾向
事業参加前
の測定値
事業参加後
の測定値
統計的有意差
の有無
改善した者の
割合(%)
維持した者
の割合(%)
悪化した者
の割合(%)
<要介護認定項目>
要介護度一次判定 48 - - 41.7% 50.0% 8.3%
第1群(麻痺拘縮) 47 85.54 88.93 36.2% 48.9% 14.9%
第2群(移動) 47 78.98 86.49 48.9% 38.3% 12.8%
第3群(複雑動作) 47 53.31 72.19 57.4% 40.4% 2.1%
第4群(特別介護) 47 97.85 98.28   17.0% 74.5% 8.5%
第5群(身の回り) 47 93.95 94.34   27.7% 55.3% 17.0%
第6群(意思疎通) 47 91.73 94.03 25.5% 63.8% 10.6%
第7群(問題行動) 47 98.81 97.15 14.9% 55.3% 29.8%
<生活機能等に関する項目>
外出頻度 48 - - 31.3% 56.3% 12.5%
日中主に過ごす場所 47 - -   12.8% 72.3% 14.9%
「日中主に過ごす場所」は、A=自宅外、B=敷地内、C=自宅内、D=自分の部屋で回答を得、過ごす範囲が広がれば改善とした。
(「統計的有意差の有無」において、*は有意な変化があった項目を示す。)


表4−1−2 閉じこもり予防(要介護度別)【要介護1】
項目 合計(人) 参加前後の測定値の比較 「改善」「維持」「悪化」の傾向
事業参加前
の測定値
事業参加後
の測定値
統計的有意差
の有無
改善した者の
割合(%)
維持した者
の割合(%)
悪化した者
の割合(%)
<要介護認定項目>
要介護度一次判定 47 - - 31.9% 68.1% 0.0%
第1群(麻痺拘縮) 46 72.98 78.05 32.6% 58.7% 8.7%
第2群(移動) 46 72.44 75.57   30.4% 47.8% 21.7%
第3群(複雑動作) 46 46.28 51.23 23.9% 71.7% 4.3%
第4群(特別介護) 46 93.86 96.98   28.3% 65.2% 6.5%
第5群(身の回り) 46 89.73 90.23   32.6% 50.0% 17.4%
第6群(意思疎通) 46 91.25 91.25   19.6% 60.9% 19.6%
第7群(問題行動) 46 97.62 98.15   21.7% 69.6% 8.7%
<生活機能等に関する項目>
外出頻度 51 - - 45.1% 47.1% 7.8%
日中主に過ごす場所 54 - -   16.7% 72.2% 11.1%
「日中主に過ごす場所」は、A=自宅外、B=敷地内、C=自宅内、D=自分の部屋で回答を得、過ごす範囲が広がれば改善とした。
(「統計的有意差の有無」において、*は有意な変化があった項目を示す。)


表4−1−3 閉じこもり予防(要介護度別)【要介護2】
項目 合計(人) 参加前後の測定値の比較 「改善」「維持」「悪化」の傾向
事業参加前
の測定値
事業参加後
の測定値
統計的有意差
の有無
改善した者の
割合(%)
維持した者
の割合(%)
悪化した者
の割合(%)
<要介護認定項目>
要介護度一次判定 7 - -   28.6% 57.1% 14.3%
第1群(麻痺拘縮) 7 64.50 66.60   28.6% 57.1% 14.3%
第2群(移動) 7 56.34 59.91   28.6% 57.1% 14.3%
第3群(複雑動作) 7 44.16 52.37   42.9% 57.1% 0.0%
第4群(特別介護) 7 82.29 81.90   28.6% 42.9% 28.6%
第5群(身の回り) 7 75.30 75.09   14.3% 57.1% 28.6%
第6群(意思疎通) 7 88.37 86.20   14.3% 57.1% 28.6%
第7群(問題行動) 7 92.86 92.79   28.6% 42.9% 28.6%
<生活機能等に関する項目>
外出頻度 7 - -   57.1% 28.6% 14.3%
日中主に過ごす場所 7 - -   14.3% 71.4% 14.3%
「日中主に過ごす場所」は、A=自宅外、B=敷地内、C=自宅内、D=自分の部屋で回答を得、過ごす範囲が広がれば改善とした。
(「統計的有意差の有無」において、*は有意な変化があった項目を示す)

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