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第14回中央最低賃金審議会議事録


1 日時 平成16年5月14日(金)10:00〜10:10

2 場所 厚生労働省専用第21会議室

 出席者
  【委員】公益委員 渡辺会長、今野委員、岡部委員、勝委員、
 中窪委員、古郡委員

労働者側委員 加藤委員、久保委員、中野委員、山口委員、
 横山委員

使用者側委員 池田委員、内海委員、川本委員、杉山委員、
 東條委員、原川委員

 議事次第

 平成16年度地域別最低賃金額改定の目安について(諮問)

 配付資料

 No.1 平成16年度地域別最低賃金額改定の目安について(諮問)(写)
 No.2 目安に関する小委員会委員名簿(案)
 No.3 目安に関する今後の中央最低賃金審議会日程(案)
 No.4 中央最低賃金審議会の議事録の取扱いについて(案)
 No.5 規制改革・民間開放推進3か年計画について

 (参考)春季賃上げ妥結状況(平成16年)

 議事内容

○渡辺会長
 ただいまから第14回中央最低賃金審議会を開催いたします。議題は「平成16年度地域別最低賃金額改定の目安について」です。事務局のほうでご用意いただいているようですので、お願いいたします。

○麻田賃金時間課長
 先ほど大臣から諮問文を預かってまいりましたので、局長からお渡しさせていただきます。

○松ア労働基準局長
 ただいま平成16年度の地域別の最低賃金額改定の目安について、調査審議を求める旨の大臣からの諮問文を手交させていただきました。本年度についても従来どおり7月下旬には、当審議会のご意見をいただきまして、地方最低賃金審議会に対し、目安を提示したいと考えておりますので、よろしくご審議をお願いいたします。

○渡辺会長
 それでは今後の進め方ですが、中央最低賃金審議会の運営規程の第3条に、「会長は、審議会の議決により、特定の事案について事実の調査をし、又は細目にわたる審議を行うため、委員を指名して小委員会等を設けることができる」とありますので、従前の例に倣い、本年度も「目安に関する小委員会」で審議を行うこととして、委員を資料No.2の方々にお願いしたいと思います。また、委員長は会長代理の古郡委員にお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。

(異議なし)

○渡辺会長
 それでは委員長に就任いただいた古郡委員にご挨拶をいただきたいと思います。

○古郡委員
 目安の委員長をおおせつかりました。目安の審議はかけた時間ではなく、内容が問題であるかと思いますので、目安の委員の皆様にはどうぞよろしくお願いいたします。審議が円滑に効率よく進むことをお願いしておきたいと思います。

○渡辺会長
 各委員の皆様には大変ご苦労をおかけいたしますが、どうぞよろしくご審議いただきますよう、お願いいたします。
 次に今後の目安審議の日程について、事務局から説明をお願いします。

○麻田賃金時間課長
 それでは資料No.3、今後の目安審議の日程です。6月22日に第1回の小委員会、7月9日に第2回、7月16日に第3回を開き、7月26日に本審議会から答申をいただければと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

○渡辺会長
 ただいまのご説明、その他、目安の審議に関し、委員の皆様からご質問やご意見がありましたら、よろしくお願いいたします。何かございますでしょうか。特にご発言がないようですので、目安の審議日程については、この日程でよろしくお願いいたします。
 次に本審議会の議事録の取扱いについてご議論いただきたいことがございます。事務局からご説明願います。

○麻田賃金時間課長
 資料No.4、議事録の取扱いについて現在の取扱い等をまとめたものですが、中央最低賃金審議会については現在の会議、議事録、資料については原則として公開となっています。その議事録について今回ご議論をいただきたいわけですが、ご案内のとおり当審議会の議事録については、発言者は「公益委員」、「使側委員」、「労側委員」という形で表記をしており、発言者の個人名を記載することはしておりませんでした。先般、国会において審議会における議論の透明性を確保するために、発言者の個人名を議事録等で公開すべきという指摘がありました。このような指摘も踏まえ、現在、厚生労働省の労働政策関係の審議会、また、その部会や分科会等、すべての議事録に発言者名を明記する取扱い、あるいはそういう取扱いをする予定とされているところです。
 こういうことを踏まえ、当審議会において、今後議事録に発言者名を明記するというような取扱いをするかどうかについて、ご議論いただければありがたいと考えております。

○渡辺会長
 議事録について発言者名も含めて公開、という今後の方針が説明されました。委員の皆様のご意見をお伺いしますが、いかがでしょうか。

○池田委員
 いままでの議事録は名前が入っていなかったと思うのですが、私が委員になりましてから大体本審の手前になりますと、ある組合の方から個人的に会社のほうに会いにいきたいとか、いろいろ電話がかかってまいります。今度発言者名が出ますと、その辺の問題もあるかと思いますし、議事録を署名する場合に、どなたがこういうことを言ったということをどこまで明確にするか、署名する側としてもあると思います。その辺の取扱いを是非とも慎重にお願いしたいと思います。

○渡辺会長
 このような意見が出ましたが、いま課長から説明がありましたとおり、ほとんどの審議会がいま説明のあった方針に基づいて、議事録公開ということの確認をしております。そういうことで、いま池田委員のお話にもありましたが、議事録の内容その他については正確を期するように一層精査することとし、他の審議会の例に倣い、発言者を含めて公開ということにせざるを得ないと思いますが、いかがでしょうか。そういうことでご了解をいただきたいと思います。

(了承)

○渡辺会長
 どうぞよろしくお願いいたします。事務局から他に何かございますか。

○麻田賃金時間課長
 資料No.5の関係で、1つ報告事項があります。平成16年3月19日に、規制改革・民間開放推進3か年計画が閣議決定されましたので、その報告です。2枚めくると「産業別最低賃金制度の見直し」について盛り込まれています。この産業別最低賃金制度の見直しについては、昨年の12月22日の総合規制改革会議の第3次答申に盛り込まれ、同月26日の閣議決定において同答申に示された具体的施策を最大限に尊重するとの閣議決定がなされていたところです。
 これを受けて、今年の3月19日に閣議決定された3か年計画において、同じ内容が盛り込まれていますので報告いたします。
 また、前回のこの審議会の本審の会合で申したとおり、具体的な検討の場、開始時期等については、当審議会の委員の皆様にもご相談しながら、今後検討していきたいと考えております。

○渡辺会長
 ありがとうございました。ただいま課長の報告に関し、ご質問、ご意見がありましたら、どうぞお願いいたします。特にないようでしたら、以上をもちまして、第14回中央最低賃金審議会を終了したいと思います。本日の議事録の署名は川本委員と横山委員にお願いいたします。本日はどうもありがとうございました。




(照会先) 厚生労働省労働基準局賃金時間課最低賃金係(内線5530)


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