(3) |
業務運営の効率化に伴う経費節減
運営費交付金を充当して行う事業については、中期目標期間中において、新規追加、拡充部分を除き、平成13年度の運営費交付金の最低限2%に相当する額を節減すること。 |
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第1 |
業務運営の効率化に関する目標を達成するためとるべき措置 |
(ア) |
中期計画の予算の執行に当たり、経営状態を的確に把握し、各業務への適切な資源配分を行うことができる体制を整備する。
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(イ) |
各業務ごとに適切な人員配置を行うとともに、研究施設及び研究設備の相互利用等を進め、より少ない費用で研究成果を挙げるよう努める。
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(ウ) |
物品等の購入及び管理並びに効率的な使用など、予算の効率的な執行を行う。
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(エ) |
定型的業務については、費用及び効果を斟酌した上で、外部委託等による効率化を図る。 |
イ |
運営費交付金以外の収入の確保
外部研究資金については、関係省庁、民間等の多様な機関からの競争的資金、受託研究等の獲得に向けて積極的な応募を行うとともに、その他の自己収入の確保を図り、経営基盤の安定を図る。 |
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第1 |
業務運営の効率化に関する目標を達成するためとるべき措置 |
(ア) |
中期計画の予算の執行にあたり、経営状況を把握し、各業務への適切な資源配分を行うことができる体制を整備する。
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(イ) |
各業務ごとに適切な人員配置を行うとともに、研究施設・設備の相互利用等を推進する。
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(ウ) |
物品等の購入等の手続き及び経理を、事務部が一括して行うこととするほか、管理及び効率的な使用など、予算の効率的な執行を行う。
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(エ) |
定型的業務については、費用・効果を斟酌したうえ、外部委託等による効率化を図る。 |
イ |
運営費交付金以外の収入の確保国及び民間等が交付する補助金等の競争的資金の獲得並びに外部からの調査研究の受託等を積極的に行うこととし、運営費交付金以外の自己収入の充実に努める。 |
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(1) |
平成13年4月の独立行政法人化に伴い、共通物品の購入等一元化可能な経理関係業務を事務部が一括して行う等して経費の節減を図っていることから平成13年度に引き続き実施した。また、
平成14年度からは新たに、経費の節約を含めた所内業務の効率化を図るため、所内における文書の配布及び事務処理等について、所内LANシステムを日常的に活用する等して、印刷文書及び業務用紙の使用削減を図り、もって、経費節減に取り組んでいる。 |
(2) |
研究業務の進捗状況の評価及び社会的ニーズへの対応などを考慮し、平成14年11月に「DRIs策定のための系統的レビュー」、「健康食品等の安全性情報ネットワーク構築プロジェクト」、「生活習慣病易罹患性遺伝子解析」などの新規研究事業を立ち上げるなど適切な経費の再配分を実施した。 |
(3) |
平成14年度計画において、「各業務毎の適切な人員配置」の実施を目標に掲げ、平成14年度は、研究を進めるに当たって必要な人員を確保するため新たに6名の研究職員を採用した。また、各研究部から横断的に人員をプロジェクトへ参加させ、社会的ニーズに応えた研究を行っている。なお、特別研究員の採用については、平成14年度新たに立ち上げたプロジェクト等に特別研究員を7名配置した。 |
(4) |
研究所が所有している設備等の共同利用について、他の機関等との相互利用することにより効率的な活用を行うこととしていることから、研究所が所有するヒューマンカロリーメーター、骨密度測定装置等の有効利用を図るために「研究施設・設備の相互利用等の推進」について、検討を行った。 |
(5) |
平成13年4月の独立行政法人化に伴い、共通物品の購入等一元化可能な経理関係業務を事務部が一括して行う等して経費の節減を図っていることから平成14年度も引き続き実施した。また新たに、経費の節約を含めた所内業務の効率化を図るため、所内における文書の配布及び事務処理等について、所内LANシステムを日常的に活用する等して、印刷文書及び業務用紙の使用削減を図り、もって、経費節減に取り組んでいる。 |
(6) |
定型的業務については、費用・効果を斟酌したうえ、外部委託等による効率化を図る。
研究所が実施している研究及び業務のうち、人材及び研究所の設備・機器の所有状況等の問題により外部委託を行うことにより経費の節減等が図れるもの(自動車運転業務、調査データの入力等)については、対費用効果を考え外部委託を行っている。 |
・ |
平成14年度における補助金等の外部資金の獲得状況は、以下 のとおりである。 |
(資料(4)参照) |
区分 |
件数 |
金額(千円) |
厚生労働科学研究費補助金 |
22 |
133,425 |
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主任研究者分 |
8 |
102,300 |
文部科学研究費補助金 |
12 |
21,865 |
|
主任研究者分 |
11 |
21,000 |
がん研究特別助成金 |
3 |
2,000 |
共同研究 |
3 |
18,400 |
ヒューマンサイエンス振興財団受託研究費 |
6 |
29,050 |
その他受託研究費 |
39 |
162,660 |
合計 |
85 |
367,400 |
|
※ |
金額は研究所における執行額である。 |
※ |
主任研究者分は再掲である。 |
・ |
補助金等の競争的資金の獲得について、研究所の平成14年度 実績は上記のとおりであり、件数、金額共に増加している。平成 13年度及び14年度の実績は以下のとおりである。
平成14年度 |
85件
367,400千円 |
平成13年度 |
58件
291,665千円 |
なお、平成14年度においては、運営費交付金以外の収入の確 保を図るため、以下の取り組みを行った。
ア |
事業実施による運営費交付金以外の収入は、研究費の配分及び特別研究員等研究員の採用に使用するための財源となることから、その確保に努めたところである。 |
イ |
平成14年6月15〜16日に京都市で開催された「第1回産学官連携推進会議」に理事長他7名の役職員が参加した。その際、研究所としてブースを構え、産業界等に対して、研究所の業務等の広報に努めた。 |
ウ |
平成14年度においては、従前までは日本語のみであった「パンフレット」の英語併記版を作成し、国際協力等に対応できるようにした。このパンフレット作成の目的は、研究所が実施している研究・業務を広く各種機関及び一般国民に認識してもらうためのものでありその内容は平成13年度版よりも詳細なものとした。(資料(5)参照) |
エ |
広報活動の一環として平成14年度に新たに研究所のプロモーションビデオを作成し、来所者及び研究所の一般公開等において研究所の啓発に努めた。 |
オ |
「健康・栄養ニュース」の発行については、編集委員会を設置し、平成14年11月15日に創刊号を10,000部発行し、翌年1月30日に第2号を、同じく3月25日には第3号をそれぞれ9,000部発行した。配布先は、主に都道府県及び東京都の特別区の保健所、健康・栄養関連の試験研究機関並びに大学等である。
なお、その他研究所の研究成果を関連の専門職種や国民に広く、かつ正確に伝えるために、図書等を企画した。 |
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・ |
どのようにして、運営費交付金事業において有効に配分するとともに、経費節減を図ったのか。 |
・ |
運営費交付金を充当して行う事業については、中期目標期間中における支出総額が中期目標の目標数値を達成しているか。 |
・ |
経年比較により削減状況(例えば総額・経費ごと)が明らかになっているか。
また、削減のために取り組んだ事項の削減に及ぼした効果がどの程度明らかになっているか。 |
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(理由及び特記事項)
・ |
運営費交付金以外に、研究職員等の努力により競争的研究資金を、前年度以上に獲得した。また、物品購入の一元化、所内LANシステムの活用等により経費の節減を図るとともに、研究プロジェクト及び研究者個人の評価結果や社会的なニーズへの対応等を考慮し、新規研究プロジェクトに経費を再配分する等、より一層効率的かつ積極的な費用投入を行った。 |
(外部評価委員会の評価およびコメント)
個人評価SAAAAABB
・ |
経費の削減も計画どおり、外部資金も順調に導入されている。 |
・ |
交付金以外の収入増が約5千万あり順調に経過している。単なる経費節減でなく、効率的な費用投入をしていることはよい。 |
・ |
努力の成果が認められる。 |
・ |
適切な人的配置を行い効率的運営を目指している。補助金の獲得にも注目すべきものがある。 |
・ |
外部資金が精力的に確保されている。 |
・ |
運営費交付金以外の補助金確保は優れている。充実した研究の成果を期待している。 |
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(理由及び特記事項)
・ |
自己収入の確保という点で効率的な費用投入をし、研究効率を上げている。 |
・ |
競争的資金の前年度以上の確保など努力の成果が上がっている。 |
・ |
日常的諸経費についても所内LANの活用などIT化の推進によって効率化を図っている。 |
・ |
DRIsのデータベース化など研究の質の向上と矛盾しない効率化が図られている点を高く評価する。 |
・ |
人員の効率的活用に努めている。 |
・ |
膨大な文献検索を効率よく行っている。 |
・ |
外部資金の導入も順調。これを活かした研究の成果も期待したい。 |
・ |
外部委託・特別研究員とも効率化に役立っているようだが、もう少し成果を明確にしてほしい。 |
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文献収集のシステム化をはじめ、興味深い取り組みがある。こうしたシステム導入が金銭的、時間的、質的な効率化にどう貢献しているかを示して欲しい。 |
・ |
件数が多いのが逆にいささか気になる。 |
・ |
インプット面の記載はあるが成果(アウトプット)が不明確。 |
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