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別紙2

メチルヘスペリジンの成分規格改正について

1. メチルヘスペリジンは、いわゆるビタミンP(レモン汁から発見された毛細血管壁を増強する二種以上のフラボノイド化合物)の主成分であるヘスペリジンを、ジメチル硫酸でメチル化し、水に可溶化したものである。
 我が国では、昭和32年7月31日に食品添加物として指定され、主に強化剤用途で用いられている。

2.改正の概要
 製造方法を、従来の食塩を用いた塩析後、有機溶媒を加えて濃縮乾固する方法から、脱塩装置による精製後、凍結乾燥により結晶化を行う方法に改良した結果、残留溶媒が減量し、結果として含量値が2%程度高くなり、現行の吸光度測定法で測定した場合、規格の上限(100.5%)を超える可能性が出てきたので、今般、新たな製造方法による製品の実測値に基づき含量規格を現行の「90%以上」から「97.5〜103.0%」へと改正するものである。

3.成分規格案(下線部分が改正事項)

(現行)
 含量 本品を乾燥したものはメチルヘスペリジン90.0%以上を含む。
(改正案)
 含量 本品を乾燥したものはメチルヘスペリジン97.5〜103.0%を含む。


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