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職場体験 サポステ・自治体・地域との協力で大きな「自信」と「やりがい」を!

かわさき若者サポートステーション

URL http://www.sodateage.net/yss/kawasaki/

  1. 編集者(以下「編」)
    かわさきサポステの職場体験には地域の期待が大きいと聞きましたが。
  2. サポステスタッフ(以下「サ」)
    こちらでは川崎市との連携が非常に特徴的ですね。市の協力の下で職場体験先の開拓を行っています。
  1. 編) 市との協力は重要ですか?
  2. サ)そうですね。市の協力を得られることによって、地元の商店街や工場の多くが協力してくれるようになりました。また、なんと言っても地場産業である製造業者が協力してくれるようになりました。
  3. 編)製造業というと工場とかですか?いきなり工場で働いてみないかと言われても・・・
  4. サ)「製造業職業人セミナー」といった形でサポステで毎月開催しています。まずは興味を持ってもらうことからですかね。参加者にはその場で簡単な金属加工をしてもらいます。すると興味を持つ参加者がいてくれて、そのまま工場での「1日体験」に参加する人もいます。


↑工場での「1日体験」で金属加工にチャレンジする参加者。まずはやってみようという気軽な体験ですが、技術者の指導は本格的です。


↑金属加工体験で作ったロボットストラップ。成果が目に見える形で現れるため、上手くいったときの歓びも大きいようです。

  1. 編)なるほど。地場産業である製造業が地域・業界を挙げて協力してくれるというのは面白いですね。
  2. サ)製造業は厳しいけれど、やりがいを感じやすい業種だと思います。たとえば、製造ラインであれば、仕事が遅いとライン自体に影響がありますし、仕事が雑だと製品ロスにつながる。逆にしっかりしていればそれだけ製品として目に見える成果になって、やりがいにつながります。
  3. 編) そういう経験を積むと、参加者の就職希望業種は製造業へ移っていきますか?
  4. サ)中には体験してみて「自分は手先が器用だったんだ」と実感して、製造業へ行った人や、時間や工程管理が厳格な製造現場の体験を通じて、生活リズムを整えて製造業に就職した人もいますが、全体的には少数です。でも、製造業体験で職業そのものへの興味と自信とやりがいを持ったという人は多い気がします。
  5. 編) なるほど。製造業体験を通じて職業的自立のきっかけを作るんですね。
  6. サ)ねらいは職場体験で、小さな実感を重ねてもらうことです。その積み重ねが製造業に限らず働くことに「自信」を持ち、「やりがい」を感じられるようになることになると、それが次への大きなステップになっています。

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