厚生労働省

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肝炎対策の総合的推進

肝炎対策について
  〜肝炎の早期発見・早期治療が肝がんを防ぎます!〜

(健康局疾病対策課肝炎対策推進室)

厚生労働省では、肝炎の早期発見・早期治療を進めるため、肝炎のインターフェロン治療に対する医療費助成、検査の促進、研究の推進など、「新しい肝炎総合対策」を推進しています。

新しい肝炎総合対策

●インターフェロン療法の促進のための環境整備

●肝炎ウイルス検査の促進

●健康管理の推進と安全・安心の肝炎治療の推進、
肝硬変・肝がん患者への対応

●国民に対する正しい知識の普及と理解

●研究の推進

1.ウイルス性肝炎とは?

○  ウイルス性肝炎とは、肝炎ウイルスに感染して肝臓の細胞が壊れていく病気です。この病気になると、徐々に肝臓の機能が失われていき、ついには肝硬変や肝がんに至る※こともあります。B型及びC型肝炎ウイルスの患者・感染者は、合わせて300万人を超えていると推定され、国内最大の感染症とも言われています。

※肝がんにより、毎年約3万5千人の方が亡くなっています。肝がんの約9割は、B型・C型肝炎ウイルスが原因となっています。

2.肝炎ウイルス検査について〜一生に一度は肝炎検査〜

○  肝炎ウイルス検査を受診する機会は、お住まいの市町村での健診、都道府県等の保健所での肝炎ウイルス検査等があります。

住民の皆さんがより検査を受けやすいように、保健所での肝炎ウイルス検査(基本的に無料)については、平成19年度から、医療機関委託が実施できるようにしました。さらに、平成20年からは、この委託医療機関において「無料」で検査を受診できるよう、「緊急肝炎ウイルス検査事業」を実施しています。

3.インターフェロン治療費の助成について

○  国内最大の感染症とも言われるB型・C型ウイルス性肝炎は、インターフェロン治療が奏効すれば、ウイルスを除去し、肝硬変、肝がんといった重篤な病態を防ぐことが可能です。しかし、インターフェロン治療の医療費が高額であるため、早期治療の推進の観点から、平成20年4月にインターフェロン治療の医療費助成制度を創設しました。

現在、インターフェロン治療を受療すれば、ウイルスタイプにもよりますがC型肝炎で約5〜9割の方が完治する状況です。

なお、この医療費助成制度については、昨年の「肝炎治療戦略会議」における専門家の議論や与党からの提言等を踏まえ、平成21年度からは、原則1年間の助成期間について、一定の条件を満たし、延長投与(72週投与)が必要な場合は、助成期間の延長を認めることや、医療費の自己負担額決定のための所得階層区分認定の際に例外的な取扱いを認めるという運用変更を行います。

インターフェロン治療に対する医療費助成

国と都道府県では、肝炎の有力な治療法であるインターフェロン治療について、あなたの負担額を軽減する助成を行います。

助成の対象となるのはB型又はC型肝炎のインターフェロン治療です。

あなたの世帯の所得に応じて、月当たりの医療費を軽減します。

以下の書類が必要となりますので、

詳しくはお近くの保健所にお問い合わせください。

  • 肝炎インターフェロン治療受給者証交付申請書(発行:お住まいの都道府県)
  • 医師の診断書(発行:かかりつけ医など)
  • あなたの氏名が記載された被保険者証等の写し(発行:各保険者)
  • あなたの属する世帯の全員について記載のある住民票の写し
  • 市町村民税課税年額を証明する書類(発行:お住まいの市町村)

申請後の流れ(イメージ図)

肝炎ちゃん

4.肝疾患診療体制の整備について

○  地域の肝疾患治療水準の向上のため、肝疾患診療体制の整備は極めて重要です。

各都道府県において、「肝疾患診療連携拠点病院」を指定し、この拠点病院を中心として、地域における専門医療機関・かかりつけ医間の診療ネットワークの充実を図っています。

また、国においては、平成20年11月に「肝炎情報センター」を設置し、拠点病院間の情報共有支援、研修、ホームページによる最新情報の提供等を行っており、より多くの患者がより良い治療を受けられる環境の整備に努めています。

5.研究について

○  肝炎対策においては、有効な治療法・治療薬の開発も重要です。

昨年、「肝炎治療戦略会議」において、「肝炎研究7カ年戦略」が取りまとめられました。厚生労働省では、この戦略に基づき、新しい治療法・治療薬の開発等、研究の充実に取り組んでいます。

6.正しい知識の普及と理解

○  肝炎は感染症の1つですが、常識的な注意事項を守っていれば、日常生活で感染することはまずあり得ません。そうした肝炎に関する正しい知識を皆さんに持っていただき、肝炎ウイルスの感染を予防するとともに、患者・感染者の方がいわれのない差別を受けることのないよう、肝疾患についての正しい知識の普及について、一層の取組が必要です。

そこで、肝炎に関する正しい知識の普及のため、(財)ウイルス肝炎研究財団を中心とした「肝臓週間」(今年は5月18日〜24日)の実施、各都道府県や関係機関における様々な広報活動・イベントの開催などを行っています。

また、職場において、肝炎患者・感染者が差別を受けることのないよう正しい知識を広めることや、インターフェロン治療のための入院・通院や副作用等により休暇が必要な労働者が休暇を取得しやすいよう、事業者が配慮することなども重要です。

厚生労働省では、事業者向けのリーフレットを作成し、事業者に理解を呼び掛けています。昨年12月には、舛添厚生労働大臣から、直接、日本経済団体連合会に協力を要請しました。

○  特に今年は、以下のようなより強力な普及啓発活動を展開していきます。

・ インターフェロン治療の体験談の募集
3月30日から4月15日までの間募集し、採用した体験談は、当省作成のリーフレットやホームページ等で掲載する予定です。

・ 肝臓週間に合わせた街頭キャンペーンの開催

・ 新聞、テレビ、ラジオ、雑誌など、様々な媒体を使った政府広報・自省広報の実施

7.肝炎について、さらにお知りになりたい方へ

○  肝炎情報センター

http://www.imcj.go.jp/center/index.html

○  (財)ウイルス肝炎研究財団

http://www.vhfj.or.jp/

肝疾患の治療に関することなど、病気についての相談は、以下にお問い合わせください。

【相談窓口】

・電話:03-5689-8202 (平日 10時〜16時)

・メール:vhfj@jeans.ocn.ne.jp

○  肝炎対策について(厚生労働省)

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou09/index.html


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