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永岡厚生労働副大臣が、感染症の研究や医療などの現状を把握するため、国立研究開発法人国立国際医療研究センターと国立感染症研究所を視察しました。

写真(2015年9月1日)

2015年9月1日
国立研究開発法人国立国際医療研究センター 戸山庁舎(東京都新宿区)
国立国際医療研究センターの感染症病室で、患者の受け入れ体制や室内の設備などの説明を受ける永岡副大臣

 永岡副大臣は、感染症の研究や医療などの現状を把握するため、国立国際医療研究センターと国立感染症研究所戸山庁舎を視察しました。
 エボラ出血熱発生国から帰国した方で、エボラ出血熱の感染が疑われた患者さんが国立国際医療研究センターに搬送されことが話題になりました。同センターでは、2003年からエボラ出血熱などに感染した患者を対象とする新感染床病棟(4床)を設置し、これまで、エボラ出血熱の感染が疑われた患者を4例(検査結果は全て陰性)受け入れました。新感染床病棟は患者発生時に備え、患者の受け入れ訓練を定期的に行うなど、いつでも新感染症の疑いのある患者を受け入れる万全な体制をとっています。
 永岡副大臣は同センターの国際感染症センターや、エイズ治療の専門外来などを視察した後、センターの取り組みを評価し、「(国際協力や感染症、生活習慣病、肝炎の研究など)国際展開をしてくださっている施設なので、とても期待しています」と話しました。
(医政局 医療経営支援課)

※国立研究開発法人国立国際医療研究センター
研究所、臨床研究センター、センター病院、国府台病院、国際医療協力局と国立看護大学校の各部門からなり、高度総合医療の推進を図るとともに、特に感染症・免疫疾患ならびに糖尿病・代謝性疾患に関する研究・診療を推進し、これらの疾患や医療の分野での国際協力に関し調査研究と人材の育成を総合的に行う高度専門医療研究センターです。
http://www.ncgm.go.jp/

写真(2015年9月1日)

国立感染症研究所 戸山庁舎(東京都新宿区)

 続いて、国立感染症研究所を視察しました。同研究所は、感染症の発症メカニズムの研究、感染症の実態把握、予防ワクチンの品質保証などを通じて、厚生労働行政に対する科学的支援を行う機関であり、感染症を制御することを通じて国民の健康維持を図る組織です。
 最近では、8月7日に同研究所村山庁舎の施設が国内初のBSL−4(バイオセーフティーレベル4)の特定一種病原体等所持施設として指定され、話題になりました。BSL−4施設の稼働に当たっては、塩崎厚生労働大臣が武蔵村山市長と確認した、[1]災害時等の安全対策の強化、[2]BSL−4施設で実施する業務の範囲、[3]情報開示・コミュニケーションの推進、[4]将来的な立地場所の検討、の4つの事項に沿って、安全・安心対策を実行していくことが重要です。
 今回の視察では、同研究所戸山庁舎のバイオセーフティー管理区域、電子顕微鏡室、動物管理区域を視察し、エボラ出血熱への対応をはじめとした感染症対策の現状と、同研究所での安全管理体制などを確認した永岡副大臣。視察後、「日本の感染症対策を担う中核研究機関として、引き続き使命感を持って日々の業務に取り組んでいただきたい」と話しました。
(大臣官房 厚生科学課)

※国立感染症研究所
 感染症に関する厚生労働省行政施策に関して科学的根拠を提供するため、感染症にかかる基礎・応用研究、感染症のレファレンス、感染症のサーベイランス、生物製剤国家検定・検査等を行う国立の研究所です。

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