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特別企画展「空襲とくらし 〜そのとき、人々は…〜」を開催します。

写真(2014年7月26日〜8月31日)

2014年7月26日〜8月31日
昭和館(東京都千代田区)
特別企画展「空襲とくらし 〜そのとき、人々は…〜」を開催します。

 昭和館で7月26日(土)から、特別企画展「空襲とくらし〜そのとき、人々は…〜」を開催します。
 会場は、「防空意識の芽ばえ」、「空襲への備え」、「疎開への転換」、「空襲、そして終戦」、「後世に語り継ぐ」と章立て、あわせて実物資料や写真、手記などを展示。これらを通じて、空襲による被害を少なくするための準備や工夫、疎開制度、空襲の被害などを紹介します。
 今回の特別企画展について、「今から70年前の昭和19年(1944)末から、日本の都市市街地への空襲が始まり、多くの人的・物的被害が出ました。政府は空襲による木造家屋への被害を予想し、各地で防空訓練が行われました。都市部への空襲が確実視されると、人々は縁故疎開や学童集団疎開を行いました。しかし、実際の空襲は想定以上で、連日の空襲で都市は廃墟と化しました。このような状況下で生活をしていた人たちの想いを、戦争を知らない世代の方にも知っていただけたらと思います」と話す同館職員。いつ起きるか分からない空襲、そして予想以上だった被害。緊迫した状況下にあった人々の様子も感じることができる企画展にでかけてみてはいかがでしょうか。
(社会・援護局 援護企画課)

※昭和館=戦没者遺族をはじめ、国民が経験した戦中・戦後の労苦を後世代に伝えていくための国立の施設です。

■空襲とくらし 〜そのとき、人々は…〜

・開催期間 7月26日(土)〜8月31日(日)まで ※月曜休館
・時間   AM 10〜PM 5:30 ※入館はPM 5まで
・場所    昭和館3階 特別企画展会場(東京都千代田区九段南1-6-1)
        地下鉄「九段下」駅4番出口から徒歩1分
・入場料  無料 ※常設展示室は有料
       ※小・中学生は、7月19日(土)〜8月31日(日)の期間、常設展示も無料になります。

【イベント情報】

◇「戦中・戦後の体験を語り伝える会」
・8月10日(日) PM 2〜PM 4 (同館1階ニュースシアター)
※座席数60席。当日、PM 1から1階ロビーで整理券を配布。

◇「親子で学ぶ防空体験教室」
親子で一緒にバケツリレーの体験などを行います。
・8月2日(土)、30日(土) AM 11〜正午(同館3階会議室、2階ひろば)
※定員は、各回10組。対象は小学生で、必ず保護者が同伴してください。
※要電話予約

◇「展示解説」
・8月2日(土)、30日(土) PM 2〜 ※約45分(同館3階特別企画展会場)
※予約不要

◇詳細はこちら
昭和館HP http://www.showakan.go.jp/

▼問い合わせ・イベントの申込みは03-3222-2577(同館学芸部)へ

写真(2014年7月26日〜8月31日)
特別企画展では、貴重な写真や資料が展示されています。

写真(2014年7月26日〜8月31日)
第一ホテルから見た風景・東京都芝区(現在の港区) ※昭和20年(1945)9月、ビル・カーティ撮影(オーストラリア国立映像資料館提供)

写真(2014年7月26日〜8月31日)
「空襲で溶けた分銅」
神田区(現・千代田区)岩本町の中山シウ子さんの和菓子店で、材料を量るために使っていたもの。自宅兼店舗は昭和20年(1945)2月25日の空襲で焼失し、その際の火災の高熱で溶けた分銅を焼け跡で発見しました。これは中山さんが「二度と戦争が起こらないように…」との戒めに、ケースに入れて長年にわたり保管していたものです。

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