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田村厚生労働大臣は、労働政策研究や研修、生活保護受給者の自立支援の取り組みなどの実態を把握するため視察しました。

写真(2013年9月11日)

2013年9月11日
独立行政法人 労働政策研究・研修機構 労働政策研究所(東京都練馬区)
研究成果の報告を受けて、研究員と意見交換を行う田村厚生労働大臣

 田村大臣は、労働政策研究に取り組む現場の生の声を聞くとともに、労働行政担当職員に対する研修の実態と、地方自治体における生活保護受給者の自立支援の取り組みの実態を把握するため視察をしました。
 独立行政法人 労働政策研究・研修機構 労働政策研究所では、労働問題や労働政策について総合的な調査研究に取り組んでいる現場の状況を視察しました。同機構菅野理事長、山越理事による説明に続けて行われた研究員による研究成果の報告の場では、研究員と熱心な意見交換が行われました。
(政策統括官付労政担当参事官室)

写真(2013年9月11日)

2013年9月11日
独立行政法人 労働政策研究・研修機構 労働大学校(埼玉県朝霞市)
新任労働基準監督官研修で、研修生に激励をする田村厚生労働大臣

 田村大臣は、独立行政法人 労働政策研究・研修機構 労働大学校では、労働行政職員に対する研修を視察しました。
 新任労働基準監督官研修の場では、新たに労働基準監督官となった研修生に対して、「若い人たちを大切にしないような企業が増えてきている現状において、ここにいる皆さんが、労働基準監督官という仕事に誇りを持って、しっかりと対応していただきたい」と激励の言葉を述べました。
 同機構の視察を終えて、田村大臣は「研究と研修の連携が非常にうまくいっていると感じた」と話しました。

写真(2013年9月11日)

2013年9月11日
株式会社 環境流通システム(埼玉県入間郡三芳町)
生活保護を受給されている方への就労支援の現場視察

 埼玉県入間郡三芳町にある株式会社環境流通システムを訪問し、埼玉県が独自で行っている生活保護受給者チャレンジ支援事業の現場を視察しました。
 この事業は、生活保護受給者に対する総合的な自立支援の取り組みとして「教育支援」「就労支援」「住宅支援」の3本の柱で、受給者に寄り添い支援を行うものです。就労支援では、受給者が技術や資格を身につけるため数多くの講習を用意しています。また、多くの民間企業の協力を得て生活保護を受給されている方が就労体験を受けることができます。
 ここでは、株式会社環境流通システムの協力を得て、生活保護を受給されている方が就労による生活保護からの脱却を目指して就労体験を受けています。視察では、生活保護を受給されている方が貨物運送用のパレットやレンタル介護用ベッドの清掃作業を行う現場にお邪魔しました。
 株式会社環境流通システム佐藤真代表取締役から、会社の経営理念のひとつに地域社会への貢献を掲げ、積極的に刑務所出所者など就職することが難しい方を受け入れているというお話がありました。また、3年前から生活保護を受けている方も、「来る者拒まず」の精神で受け入れ、見込みのある方はそのまま正式に雇用し、生活保護から脱却されている方もいるとの説明を受けました。田村大臣は、佐藤社長の心意気に感心し、佐藤社長に引き続きの協力を求めました。

写真(2013年9月11日)

2013年9月11日
入間市福祉事務所(埼玉県入間市)
生活保護の現場の視察

 入間市福祉事務所(入間市役所内)では、生活保護の現場を視察しました。田中龍夫入間市長のご挨拶のあと、田中利之福祉事務所長から、管内の状況、生活保護の動向などについて説明を受けました。
 同事務所では、ケースワーカーの増員や、面接相談を専任で行う面接相談員、就労支援の専門職である就労支援員の配置など運営体制を充実し、さらに埼玉県が独自で行っている生活保護受給者チャレンジ支援事業と連携して、生活保護を受給されている方の支援を行っているとのことでした。
 また、ハローワーク所沢とも連携しており、週1回、入間市役所内に臨時のハローワーク窓口を開設、利便性も高まり、従来の生活保護を受けている方への支援事業に比べ就職率も上がるなど、連携の効果が上がっているとのお話もありました。さらに、同事務所の窓口で相談に来られた方への具体的な応対について説明を受けた後、田村大臣は職員に対し、激励の言葉を伝えました。
(社会・援護局保護課)

写真(2013年9月11日)

2013年9月11日

 埼玉県が独自で行っている生活保護受給者チャレンジ支援事業の「学習支援」を行っている現場を訪問しました。この事業では、県内の特別養護老人ホームなどに場所を借りて、生活保護世帯の中学生を対象に教員OBや大学生ボランティアが基礎学力の向上や高校入試を見据えた学習支援を行うというものです。
 この学習支援を受けている中学生からは、「勉強についていけるようになりたい」、「勉強について身近に聞ける人がいなかったけれど、ここなら聞ける」などの声が聞かれ、実際に「テストの点数があがった」、「宿題をやる意欲がわいた」など学力につながる成果が出ています。
 ほかにも、「高齢者とのふれあいから大人のあたたかさを知った」、「ここでのできごとを親に話したことで親子の会話が増え、親も元気になり就労意欲がわいた」など、学習面以外でも良い効果があったそうです。
 田村大臣は、「むずかしい? がんばって」と中学生と会話しながら学習の場を見学、「すばらしい取り組みですね」と話しました。

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