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血液事業に関する調査結果に基づく勧告について


血液事業に関する調査結果に基づく勧告について
(平成三年一一月一九日)
(薬企第六九号)
(各都道府県衛生主管部(局)長あて厚生省薬務局企画課長通知)
 血液事業の実施につきましては、平素より格別のご尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、先般、血液事業の実施状況に関して総務庁長官から厚生大臣あて標記のとおり勧告が行われ、指摘事項に基づく改善が求められているところであります。
 我が国の血液事業は、御承知のとおり、平成元年九月の「新血液事業推進検討委員会第一次報告」の提言等に基づき、血漿分画製剤を含む全ての血液製剤の献血による国内自給の確保を目指して推進が図られており、また、平成二年一月十八日付薬発第三九号「血漿分画製剤原料血漿確保対策について」等の通知においても要請しているところであります。
 したがって、貴職におかれては、これらの趣旨を十分留意の上、適切な改善措置を早急に講じられたく、今回左記のとおり通知しますので、貴管下市町村及び献血推進協議会等関係方面への指導等について特段のご配慮をお願いいたします。
 なお、本件に関し日本赤十字社血液事業部長あて別添のとおり通知しましたので、念のため申し添えます。
 事業所、高等学校等での献血推進について
 事業所等での出張採血は、献血希望者の利便性の面で、また、高等学校等における献血は、長期的な献血基盤の拡大の面でそれぞれ効果が大きいことから、今後なお一層、関係機関との連携を密にするとともに、事業所及び高等学校等に対して積極的に理解と協力を呼び掛け、献血思想の普及、啓発を図られたい。
 都道府県、血液センター、市町村間の連携の強化
 採血計画の策定及び採血計画に基づく事業の実施に当たっては、都道府県、血液センター、市町村間で相互に密接な連携を図り、そごのないよう十分調整を行うことにより推進することとされたい。
 また、血液センターによる広域的な採血、供給計画の策定に当たっては、積極的な協力、支援を行われたい。
 献血推進体制の活性化について
(1)  献血推進協議会は、地方における献血思想の普及及び献血組織の育成等献血推進に当たって中枢的役割を果たすことが期待されていることから、市町村献血推進協議会の設置促進を図るとともに、一部において形骸化が指摘されている都道府県及び市町村の献血推進協議会の活性化を図られたい。
(2)  献血者登録制度推進委員会の構成について、一部の分野の者に片寄らないよう配慮するとともに、献血者登録制度推進委員の実行ある活動を確保するため、委嘱対象者の見直し、委嘱の適確な実施、業務内容の周知徹底を行われたい。
 また、一部において形骸化が指摘されている献血者登録制度推進委員会及び献血者登録制度推進委員の活性化を図られたい。
 血液製剤の使用適正化等の推進について
(1)  血液製剤の使用の適正化については、昭和六十一年に策定した「血液製剤使用適正化ガイドライン」に基づき推進されてきているところであるが、今後なお一層、医療機関に対する当該ガイドラインの周知徹底を図るとともに、医療機関における血液製剤の使用状況の把握に努められたい。
(2)  血液製剤の廃棄、血液センターへの返品を防止し、血液製剤の有効利用を推進するため、医療機関における適正な管理の推進を図られたい。

別添 略

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