厚生労働省

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定例事務次官記者会見概要

(H21.03.26(木)14:04〜14:10 省内会見場)

【広報室】

《次官会議等について》

(次官)

本日の事務次官会議では、厚生労働省関係は政令が2件かかっております。一つは、労働安全衛生法関係手数料令の一部を改正する政令案です。これは労働安全衛生法に基づく免許試験の事務に要する実費を勘案し、この免許試験を受けようとする者が納付すべき手数料の額を引き下げるというものです。もう一つは、平成21年における高齢者の医療の確保に関する法律による前期高齢者交付金及び前期高齢者納付金の額の算定に係る率及び割合を定める政令案です。これは平成21年度における当該交付金の及び納付金の算定の基準となるべき率及び割合を定めるものです。私の方からは以上です。

《質疑》

(記者)

群馬県の老人ホームの火災で10人の方が亡くなりました。無届けの施設に対して行政の目が行き届いていないという問題点があったと思いますが、この事件についてのお受け止めと、厚生労働省としてどのように対応をするのでしょうか。

(次官)

今度の事件は大変痛ましい結果になったわけですが、行政の目がもう少し行き届かなかったのかという感じがしております。聞くところによりますと、群馬県でも「説明会に来るように」ですとか、近々調査をしようとかということで注意をしていた矢先の事故でして、大変残念だと思っております。これにつきましては、全国的にどういう実態になっているかということを調べる必要があるということで、担当部局において調査を開始しております。そういう全国的な調査の結果を踏まえて、どういう対処の仕方が良いかを検討していきたいと思っております。

(記者)

先ほど発表があったのですが、看護師国家試験の漏洩に関して省としてどのように考えていらっしゃるのでしょうか。

(次官)

すでに御説明があったと思いますが、国家試験について試験漏洩事件があるというのは大変遺憾なことだと思っております。関係者につきましては、厳正に対処し、然るべき処分をして行きたいと思いますし、再発防止について、更に検討を加えたいと思います。

(記者)

港区にある愛育病院が、東京都に対して総合母子医療センターの指定を返上したいと打診していることについての御所感をお願いいたします。

(次官)

病院等において、そこに勤務する医者、あるいは医療関係者が大変過酷な勤務条件下にあるということについては、様々な努力をしてその解消に努めて行きたいと思っております。多くは医師不足の問題ですし、また、地域の開業医との連携、その他地域ごとに様々な工夫が行われていますので、そういう工夫によって解消できる道もあるのだと思います。愛育病院の関係につきましては、病院サイドで、労働基準監督署から受けた指摘について、検討してその指摘を踏まえてどういう対処ができるのか、その対処の結果周産期医療センターの指定を受けていることをどう考えたらいいのか、現時点では検討中と聞いておりますので、その検討結果を待ちたいと思っております。

(了)


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